第101回【マラウイ / チンテチェ】アフリカでの障害児支援と援助の実態とは 中編

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<現地在住!日本人に訊こう>

《ミツル放送回》

前編の放送はこちらです

杉山さんは、日本にいるときから熱心にボランティア活動に従事していたそうで、
3.11後の一年間、気仙沼でのボランティア経験から得たことを話してもらいました

アフリカでの現地の人たちへのボランティアの実態についてや、
支援者と被支援者との間にある矛盾や葛藤など、胸の内の想いを訊かせてもらいました


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マラウイ現地の明るく無邪気な子どもたち。マラウイは「アフリカ最貧国の国」とも呼ばれていますが、言われなければそんなことはまったく分からないほど、人々の笑顔や親切さが溢れている国です。英語版のガイドブックにも [warm heart of Africa] と呼ばれるほどの国です。




日本のなに不自由のない暮らしから、アフリカのローカルな場所に来てみると、
当たり前だったことが何一つ当たり前でないことが実感できます
その典型例の一つとして、ここチンテチェでも停電が頻発します(収録時にも)

なかでも、停電時でもバッテリーが使える携帯電話充電屋さん(!)
がとても流行っているという話には驚きました
日本でも、過去にこんな時代もあったのでしょうか


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障害児向けの学校で授業をする角田さん。黒板の前に立って子どもたちの前で堂々と授業をする姿は、とてもたくましく見えました。実際は色々な問題が山積みなようですが、少しでも地元の子どもたちの助けになるように、引き続きたくましく活動していってほしいですね。



日本ではなかなか経験できないものの一つに「いのちの授業」というものがあります。
それは、自分たちが食べる食肉・鶏や豚を、自分たち自身が捌いて食べること。
実際にその過程を経てみて、いままで以上に食べ物の有り難さを実感したとのことです


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黒板の前に生徒を呼び、問題を一緒に解いてあげる角田さん。マラウイの生徒たちは日本の子どもたちよりも恥じらいなく積極的に授業に参加しているように見えますね。これに満足に勉強できる筆記用具や物資があれば彼らももっと自由に勉強できる環境ができると思うのですが、現実には簡単にはいかないようです。




(iTunesからお聴きになる方は、こちらからどうぞ)


<さくいん>
・00″53″~ 援助の橋渡しグループでの葛藤
・02″52″~ 3.11後の気仙沼ボランティアでの経験
・06″41″~ 援助する側の気持ちの問題
・09″44″~ それでも国際協力を続けていきたい
・11″10″~ 現職教員参加制度でマラウイに来た理由
・15″01″~ 世界地図をまともに見たこともない
・17″40″~ 夕方から夜に輝く蛍の光
・18″40″~ 料理にガスは使わず炭や薪を使う
・20″07″~ 負の連鎖と呼ばれる連鎖
・22″37″~ 携帯電話の充電屋さんがある
・24″54″~ マラウイ湖から水を引いて生活用水に
・26″21″~ 鶏や様々な動物を捌いて食べる
・27″33″~ 学校の筆記用具のない生徒
・28″54″~ 先進国からの支援物資の使われ方



【次週予告】

5月10日19時配信予定。次回(ミツル放送回)も、マラウイの角田さんと杉山さんへのインタビューの続きです。どうぞお楽しみに!