ルドフィール / Ludoviel

レビュー記事ヒゲ好きなんですけ度☆8以上NEZ好きなんですけ度☆8以上
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デザイナー: Friedemann Friese, Thorsten Gimmler, Martina Hellmich, Hartmut Kommerell, Andrea Meyer
アートワーク: Lars-Arne “Maura” Kalusky
出版社BeWitched Spiele, Drübberholz e.V.
参照 BoardGame Geek

ボードゲームの広い知識が問われる玄人向けのボードゲームクイズ。「マウラ・カルスキーによるアートワークである」の正解は?(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

ヒゲ
ヒゲ

ボードゲームオタク専用ゲーム…というと敬遠されてしまうかな?

個人的には、『ボードゲームを語り合うきっかけ』として最高のゲームだと思う。

NEZ
NEZ

あまりのマニアックさに、人には全然お勧めしないよ(笑)
でも、僕は愛してやまないゲーム。

やすやす
やすやす

そうは言っても、問題の難易度や傾向を調整すれば、普通のボードゲーマーでも十分楽しめる、変わったクイズ方式のゲームだと思います。

ヒゲおすすめ度:4 out of 10 stars (4 / 10)
NEZおすすめ度:4 out of 10 stars (4 / 10)
やすやすおすすめ度:4 out of 10 stars (4 / 10)
Average:4 out of 10 stars (4 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

ヒゲのレビュー

ボードゲームについてのクイズゲーム!
タイトル、デザイナー、出版社、内容物の特徴…etc 言えて当然!?

ボードゲームのお題が書かれた119枚のカードを用いて行うクイズゲーム。
本体に同梱されているルールは8つ。お題カードを用いてこれらのルールで遊ぶゲームです。

ボードゲームの経験値が一定以上ないとそもそも参加が出来ない闇のゲーム。
でも、ゲーム好きが集まって「あぁ~‼それデザイナーは分かるけど、出版社どこだっけ?」とか言い合うのは、他のゲームでは味わえない。これがきっかけで、「その答えのゲーム、やりたかったゲームです!今度やりましょう!」ってなったら勝ち。

一番難しいルールである『Ludo Style』ではゲームのタイトル、デザイナー、出版社、ゲームの特徴を順番に答えていくルール。フリードマン・フリーゼ、Repos Production、隣のプレイヤーと半分ずつ描いていくお絵かき系のゲームで描き方を指定するルーレットが同梱…さあ、タイトルは何!?

こんな人におすすめ

ボードゲームが好きでたまらないギーク向け。その中でも知識を得ることが好きな人向け。

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
おすすめ度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
自分は好きですけ度:9 out of 10 stars (9.0 / 10)

NEZのレビュー

良くも悪くもボードゲームの知識が物を言う闇のゲーム。クイズが好きな方なら楽しめる・・・かも?

「緑のコンポーネントを含まない」「スコットランドヤードより確実に箱が大きい」などのお題が書かれたカードを使って、ボードゲームクイズ。ワードバスケット風ルールに始まって、最終的には、ゲーム名・出版社・デザイナー・ゲームの特徴を順番に答えさせるルールまで色んなルールで遊べます。

どのルールも要はボードゲームクイズなので、難しいところはないと思います。でも、とにかくボードゲームの知識がないと勝負にならないので、実力が同じくらいでないと全然ゲームに参加できないなんてことも・・・。

逆にボードゲームの知識に自信がある方には、腕試しに是非ともチャレンジしてもらいたいゲームです。難しいだけに、答えられた時の気持ちよさは格別ですよ!

言語依存が強く、ドイツ語版しかないので、遊ぶ時には日本語化必須だったり、お題が若干古いのは致し方ないところで、個人的には2021年版として再販して欲しいゲームの一つです!

個人的には大好きで「やるよ!」って言われたら、飛びつきます!ルールは『Haste Ludo』でお願いします!

こんな人におすすめ

ボードゲームの知識に自信がある人、クイズが好きな人

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
運の要素:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
おすすめ度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
自分は好きですけ度:9 out of 10 stars (9.0 / 10)

やすやすのレビュー

ボードゲームの雑学を披露しあう、ただそれだけだ、だがそれがいい。

ゲームの形をした、雑学を人前で存分にさらすための装置。この際、クイズ形式になっていることやそれに正解することなんかは、サブ目標くらいにしか感じません。

各クイズを答え終えたあとの雑談でどれくらい盛り上がるか(盛り上げられるか)こそが、このゲームの真の目的なんだと思います。別の言い方をすれば、ボードゲーマー御用達の酒の肴製造マシーン。お題の数だけ酒(やノンアルコール)がすすみますね!

手札に配られるカードと、そのときに決められたルールの組み合わせの妙を楽しみます。場合によっては、な~んにも頭に浮かんでこないこともあるし、突如マニアックな情報がひらめいたりして、(分かる人たちで)場が最高に盛り上がったりしますね。

こんな感じのカード
  • ゲーム中に建物を作る
  • ゲームタイトルに数字が含まれる
  • ゲーム中にダイスを使わない
こんな感じのルール
  • 出題者が宣言したゲームにあるカードを早く出す
  • ゲーム名・作者・出版社・特徴のうちいずれかを手番順に言う
  • カードに当てはまるゲームを紙に書きビッドして宣言していく

世の中のあらゆるジャンルに共通しますが、自分が身につけた「分かる人にだけ分かる知識」を、「分かる人にだけ分かってもらう」ことほど気持ちいいものはありませんね。そしてそのあとの「分かってくれた人が語る分かる人にだけ分かる知識」を自分が分かることも、最高の幸せです。

このシステムのクイズゲームはもっと多様な分野に渡っても成立するでしょうが、やはりゲーム業界の知識をゲームというシステムで問う、というところに妙味があるのかもしれませんね。

やすやす
やすやす

ある程度、ボードゲームを遊んだり所持している人にとっては、絶妙な難易度の問題が生成されますよ~。

自分が所持しているゲームの「アレが思い出せないんだけど〜」「エッ⁉︎それなんだっけ?」が頻発し、まるでアハ体験かのような時間が流れていくので、ルドフィール後には、きっと自宅のボドゲ棚を見る目が変わっていることでしょう。そのとき、あなたこそがこのゲームの真の勝者となります。

こんな人におすすめ

ボードゲームに関する雑学があり、ニッチな話題になると思わずニヤニヤしてしまう人。カードとルールによる問題のランダム生成に、手ごたえを感じる人。

ルールの複雑さ:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
おすすめ度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
自分は好きですけ度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
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