ボードゲームの広い知識が問われる玄人向けのボードゲームクイズ。「マウラ・カルスキーによるアートワークである」の正解は?(NEZ)
ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値
ボードゲームオタク専用ゲーム…というと敬遠されてしまうかな?
個人的には、『ボードゲームを語り合うきっかけ』として最高のゲームだと思う。
あまりのマニアックさに、人には全然お勧めしないよ(笑)
でも、僕は愛してやまないゲーム。
そうは言っても、問題の難易度や傾向を調整すれば、普通のボードゲーマーでも十分楽しめる、変わったクイズ方式のゲームだと思います。
ヒゲおすすめ度: | (4 / 10) |
NEZおすすめ度: | (4 / 10) |
やすやすおすすめ度: | (4 / 10) |
Average: | (4 / 10) |
各レビュアーによる個別レビュー
ヒゲのレビュー
ボードゲームについてのクイズゲーム!
タイトル、デザイナー、出版社、内容物の特徴…etc 言えて当然!?
ボードゲームのお題が書かれた119枚のカードを用いて行うクイズゲーム。
本体に同梱されているルールは8つ。お題カードを用いてこれらのルールで遊ぶゲームです。
ボードゲームの経験値が一定以上ないとそもそも参加が出来ない闇のゲーム。
でも、ゲーム好きが集まって「あぁ~‼それデザイナーは分かるけど、出版社どこだっけ?」とか言い合うのは、他のゲームでは味わえない。これがきっかけで、「その答えのゲーム、やりたかったゲームです!今度やりましょう!」ってなったら勝ち。
一番難しいルールである『Ludo Style』ではゲームのタイトル、デザイナー、出版社、ゲームの特徴を順番に答えていくルール。フリードマン・フリーゼ、Repos Production、隣のプレイヤーと半分ずつ描いていくお絵かき系のゲームで描き方を指定するルーレットが同梱…さあ、タイトルは何!?
ルールの複雑さ: | (3.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (6.0 / 10) |
運の要素: | (5.0 / 10) |
おすすめ度: | (4.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (9.0 / 10) |
NEZのレビュー
良くも悪くもボードゲームの知識が物を言う闇のゲーム。クイズが好きな方なら楽しめる・・・かも?
「緑のコンポーネントを含まない」「スコットランドヤードより確実に箱が大きい」などのお題が書かれたカードを使って、ボードゲームクイズ。ワードバスケット風ルールに始まって、最終的には、ゲーム名・出版社・デザイナー・ゲームの特徴を順番に答えさせるルールまで色んなルールで遊べます。
どのルールも要はボードゲームクイズなので、難しいところはないと思います。でも、とにかくボードゲームの知識がないと勝負にならないので、実力が同じくらいでないと全然ゲームに参加できないなんてことも・・・。
逆にボードゲームの知識に自信がある方には、腕試しに是非ともチャレンジしてもらいたいゲームです。難しいだけに、答えられた時の気持ちよさは格別ですよ!
言語依存が強く、ドイツ語版しかないので、遊ぶ時には日本語化必須だったり、お題が若干古いのは致し方ないところで、個人的には2021年版として再販して欲しいゲームの一つです!
個人的には大好きで「やるよ!」って言われたら、飛びつきます!ルールは『Haste Ludo』でお願いします!
ルールの複雑さ: | (3.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (4.0 / 10) |
運の要素: | (6.0 / 10) |
おすすめ度: | (4.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (9.0 / 10) |
やすやすのレビュー
ボードゲームの雑学を披露しあう、ただそれだけだ、だがそれがいい。
ゲームの形をした、雑学を人前で存分にさらすための装置。この際、クイズ形式になっていることやそれに正解することなんかは、サブ目標くらいにしか感じません。
各クイズを答え終えたあとの雑談でどれくらい盛り上がるか(盛り上げられるか)こそが、このゲームの真の目的なんだと思います。別の言い方をすれば、ボードゲーマー御用達の酒の肴製造マシーン。お題の数だけ酒(やノンアルコール)がすすみますね!
手札に配られるカードと、そのときに決められたルールの組み合わせの妙を楽しみます。場合によっては、な~んにも頭に浮かんでこないこともあるし、突如マニアックな情報がひらめいたりして、(分かる人たちで)場が最高に盛り上がったりしますね。
世の中のあらゆるジャンルに共通しますが、自分が身につけた「分かる人にだけ分かる知識」を、「分かる人にだけ分かってもらう」ことほど気持ちいいものはありませんね。そしてそのあとの「分かってくれた人が語る分かる人にだけ分かる知識」を自分が分かることも、最高の幸せです。
このシステムのクイズゲームはもっと多様な分野に渡っても成立するでしょうが、やはりゲーム業界の知識をゲームというシステムで問う、というところに妙味があるのかもしれませんね。
ある程度、ボードゲームを遊んだり所持している人にとっては、絶妙な難易度の問題が生成されますよ~。
自分が所持しているゲームの「アレが思い出せないんだけど〜」「エッ⁉︎それなんだっけ?」が頻発し、まるでアハ体験かのような時間が流れていくので、ルドフィール後には、きっと自宅のボドゲ棚を見る目が変わっていることでしょう。そのとき、あなたこそがこのゲームの真の勝者となります。
ルールの複雑さ: | (2.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (6.0 / 10) |
運の要素: | (4.0 / 10) |
おすすめ度: | (4.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (3.0 / 10) |