フレンチタロット / French Tarot

レビュー記事NEZおすすめ☆8以上NEZ好きなんですけ度☆8以上開拓者好きなんですけ度☆8以上
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デザイナー:
アートワーク: Sai Beppu, Oishii Tanishi
出版社おいしいたにし
参照 BoardGame Geek

タロットカードを使ったトリックテイキング。(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

NEZ
NEZ

タロットカードを使ったトリックテイキング。夜通しダラダラと遊びたいやつ!

かや
かや

タロットの絵柄は優雅だけど、点数の入りかたが大雑把

開拓者
開拓者

ずーーっとやってられる楽しいトリテ。

NEZおすすめ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
かやおすすめ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
開拓者おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
Average:6.7 out of 10 stars (6.7 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

NEZのレビュー

タロットカードもトリテになるんです。

タロットカードを使ったトリックテイキングです。ビッドあり、切り札あり、マストフォローでマストラフ。さらにオーバーラフと言う、ちょっと聞きなれないシステムです。

これは、リードのスートを持っていれば出しなさい。それが出来なければ、切り札を出しなさい。さらに切り札が1枚でも場にプレイされていたら、切り札を出す時はそれより強い切り札を出しなさい。と言うことです。

ちなみにカード構成ですが、タロットカードですので、4スートの小アルカナ(1~10,J,C,Q,K)と1~21の大アルカナ(魔術師~世界)、そして、エクスキューズ(愚者)と呼ばれる特殊カードの構成になっており、大アルカナが切り札となります。

ゲームでは、まず最初に競り上げのビッドを行います。スカルキングなどのように「何回勝てるのか?」をビッドするのではなく、「ハードルとなっている得点を越えるか越えないか?」をビッドします。ビッドを競ると言うのはすなわち「オレはこんな難しい条件でもハードルを越えれるぜ!!」と言う事になります(難しい条件になればなるほど得点の倍率が高くなります。もちろん、失ゆ敗時のマイナス点も…)

そして、一番難しい条件を提示したプレイヤーがデクレアラーとして実際に勝負を行い、それ以外のプレイヤーはディフェンダーとして、それを阻止します(人数によっては、デクレアラー側につくパートナーを決める事もあります)

また、特徴として『ウドレ』と呼ばれる獲得するとハードルを下げる役割がある切り札カードがあります。これは切り札の21と1、そしてエクスキューズの3枚で構成され、ビッドをする際の指標になったり、実際のトリテをプレイする際にも意識して獲得を目指すカードになります。このウドレがいつ出てくるのか、そして誰が持っているのかを考えながら遊ぶのがとても楽しかったです。

トリックの得点については、上述のウドレと絵札が高得点となっており、それ以外は0.5点と言う微々たるもの。と、言う事で如何に絵札を獲得していくかが熱いゲームです。マストラフなので、せっかく手札から1つスートを枯らしても、予期せぬ所で切り札を勝手に出してしまったりして「くぅー!!ここで、切り札じゃないんだよなー!」と悶絶してしまいます。

特殊な単語が多く出てきたり、手役などがあったりして、トリテとしては少しルールに対する理解に時間がかかる部分はあるのではないかと思いますが、慣れればプレイ自体はそんなに難しくないかなと感じています。仲の良いメンバーで集まってダラダラと夜通し遊んでいたいゲームです。

こんな人におすすめ

秋の夜長にひたすら遊んでたい人

ルールの複雑さ:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
おすすめ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
自分は好きですけ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)

かやのレビュー

タロットって占いのためではなくて、トリック・テイキングのために作られたカードなんです。

タロットカードの起源は諸説あって、エジプト、欧米、中国、イタリアなど様々ですが13〜15世紀くらいには既に存在していてトルコの「マムルーク・カード」はトランプの起源にもなっています。

15世紀にはルネサンスで貴族たちのカードゲームとして人気があったそうです。

そう考えると、トリック・テイキングって歴史があって、とても品のある趣味なのでは?と。これを知るともう少し優雅に、紅茶でも飲みながら優雅にトリック・テイキングを嗜みたくなりますね。

さて、そんなトリック・テイキング(以下、トリテ)の発祥となるタロットカードを使って遊べる「フレンチ・タロット」が2022年のゲームマーケットで発売されました。

絵柄も優雅で貴族の嗜みという背景も絡めるとなんだか崇高なゲームをしている気持ちになります。

ただ、ゲームのルールはまず「オレが最強」という宣言をし合うことからはじまります。いきなりはじまる「オレ、強いぜ合戦」それもまた貴族の権威を見せつけ合う練習に・・・なるんですかね?

宣言の種類は以下の4つです。

1.プリーズ :プリーズのビットで成功すれば25点と必要点数をオーバーした分が得点

2.ガルド:ビットの成功でプリーズの2倍の得点、失敗したら2倍の失点

3.ガルド・サン:ビットの成功でプリーズの4倍の得点、失敗したら4倍の失点

4.ガルド・コントル:ビットの成功でプリーズの6倍の得点、失敗したら6倍の失点

細かいルール説明は特殊な用語が多いので省きますが、このゲームのポイントはビットにあるでしょう。

手札を見て、4つの宣言のうち1番目のプレイヤーはいずれかの宣言かパスをします。それ以降にビットする人は「ガルド」の宣言をされていたら、それ以上の「ガルド・サン」または、「ガルド・コントル」を宣言します。もしビットに成功すれば最高で6倍の得点が貰えますが、失敗すればマイナス6倍の失点をします。

かなり大きな点数の入りかたになりますね。最強宣言しなかった人たちは「デクレアラー」という立場で「オレつよ」宣言した人に点数を与えないように妨害します。

5人戦だと「私、最強」と言った人は目標点数を達成するために仲間を一人指定できますが、「特定のカードを持っている人」という宣言しかできずそのカードが手札から公開されるまで仲間の情報は隠匿になります。

条件を達成できるかは、特殊カードをうまく獲得できるかというのと仲間の手札、自身の手札によるところもあるので、「今日の運」に左右されるところが大きいかなと思いました。正体を隠匿しているから「オレつよ」チームに突然選ばれた人は、いつ仲間だと明確にするかが難しい・・・!基本は、2対3で戦うので、ある程度は正体を隠していないと点数が伸びにくいかなと思いました。

ちなみに、宣言をした人は指定するカードを自分の持っているカードとしても良いです。その場合は1対4の勝負になり勝利した場合は1人勝ちです。

個人的に隠匿が苦手なので、好き度が低くなっちゃったんですが大人数でできて、ポーカーなどギャンブル系が好きな人は何度も遊びたくなるような素敵なゲームだと思います。

もう一回くらい遊んで、慣れれば好きになるかもということこで好き度はどちらでもない「5」にしました。

こんな人におすすめ

一発逆転の大勝負をしたい人、タロットカードが好きな人、前世が貴族だった人

ルールの複雑さ:6 out of 10 stars (6 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:7 out of 10 stars (7 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7 / 10)
おすすめ度:5 out of 10 stars (5 / 10)
自分は好きですけ度:5 out of 10 stars (5 / 10)

開拓者のレビュー

ガルド・コントル!!って叫びたい。

タロットカードでやるトリテです。

カードには大きく分けて3種類あります。「ウドレ」と呼ばれる特殊カードが3枚、「大アルカナ」と呼ばれる切り札(1〜21)、「小アルカナ」と呼ばれる通常のカード(1〜10.J.C.Q.K)です。

これらのカードを使ってトリテをするわけですが、まずは「自分が勝てるかどうか」をビットします。このビットがこのトリテの楽しいところ。手札を見て「いける!!」と思ったらガンガンビットしましょう。しないと楽しくない(個人の感想です)。

ビットには勝利点×1倍、2倍、4倍、6倍の4段階があって、失敗するともちろん同様の倍率でマイナス点が入ります。だれかがビットをすると次の人はそれより高い倍率でしかビットができなくなります。

このビットの時に確認したいのが先述の「ウドレ」のカードの有無。全3枚中何枚取れるかで勝利のための目標点が変わってきます。詳しくはここでは述べませんが、ウドレ2枚と切り札5枚以上あれば勝負できるかも?って感じです。

こちらがウドレ。切り札の1.21と★のカードです。

5人戦の場合は「俺が勝つ」宣言をする人が決まったら、今度はその人の仲間を決めます。個人を特定して指名することはできずに、「ハートのKを持ってる人」のようにいずれかのスートのKを持ってる人を選びます。そのため、仲間に選ばれた人以外は誰が仲間なのかわからないままゲームがスタートします。ゲームが進むにつれ、札の出し方や様子でだんだん「こいつ怪しいな?」という人が出てきます。この仲間探しの部分もフレンチタロットの楽しい要素です。みんなであーでもないこーでもない言い合って楽しみましょう。他のボドゲに例えるなら、シャドウレイダーズに似た楽しさがあります。

なお、ゲーム開始時に3枚の伏せ札(シエンと言います)が選ばれるのですが、ここに指定したKがいる場合は俺勝つ宣言した人は孤高の戦いをすることになります…(ままある)

わたしがクローバーのKをお友達に指定した ときの伏せ札。つらい。

さて、肝心のトリテの部分。手札の出し方がちょっと変わってます。基本的にはマストフォロー切り札ありのトリテなんですが、フォローできないときは持っていれば必ず切り札を出さないといけません。更に、場に1枚でも切り札がプレイされていれば前に出てる切り札より大きい切り札を出さなければいけません。つまり、がんっがんに切り札が狩られます。

そして点数の入り方も独特です。よくある1トリック1点ではなく、札によって点数が変わります。ウドレとKは4.5点、Qは3.5点、Cは2.5点、Jは1.5点、その他の札は0.5点です。なのでとにかくトリックとる!絵札は絶対取る!ウドレは何が何でも取る!!が大切になります。

これを人数分繰り返して、最終的に点数の1番高い人が勝ちになります。1回で100点くらい点は動きますし、点数6倍のガルド・コントルもあるので最終ラウンドまで負けてても最後まで楽しめます

ここには書きませんでしたが細かいルールがあったり、耳慣れない用語が多くて少しとっつきにくさはありますが、やってみるとさらっとできて楽しいトリテです。そろそろトリテ初心者は卒業かな?という方はぜひ挑戦してみてください。また、点数計算が難しいですが、アプリで自動で計算してくれるものもありますのでそちらも活用してみてください。

こんな人におすすめ

トリテ好きな人
派手なゲームが好きな人
伸るか反るかが好きな人

ルールの複雑さ:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
自分は好きですけ度:10 out of 10 stars (10.0 / 10)
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