アクワイア / Acquire

レビュー記事
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デザイナー: Sid Sackson
アートワーク: Eric Hibbeler, Scott Okumura, Peter Whitley
出版社Avalon Hill, 3M, Renegade Game Studios(cited from)
参照 BoardGame Geek

1960年代のリリースから現代に至るまで色褪せない傑作株ゲーム。(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

ヒゲ
ヒゲ

シド・サクソンは天才。
海外で発売されたレネゲード版の中身をレビューします。

かや
かや

株を買っていき財産を増やした人が勝つというシンプルなゲームながら、見極めが難しくて痺れる!

やすやす
やすやす

シンプルなジレンマのルールと無機質なコンポーネント、これぞボードゲーム、と呼べる作品かな。「ボードゲームって何ですか」という人にこそ遊んでほしい名作。

ヒゲおすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
かやおすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
やすやすおすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
Average:6.3 out of 10 stars (6.3 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

ヒゲのレビュー

2023年現在、最新版となるRenegade版のレビュー。

シド・サクソン大先生が生み出した名作。
かなりたくさんの版が発売されているので、色んな世代のボードゲーマーがそれぞれ持っているだろうし、プレイする機会は多いでしょうね。ある意味ボードゲーマー的教養。

2023年にRenegadeから発売されて、流通が安定してきているかなと思います。
気になってる人も多いのではなかろうかと思うので、私の方ではRenegade版のレビューをしていきたいと思います。
先に結論をいうと、持ってないなら買いです。
以前の版を持っていて買い替えを検討される場合の参考になればと思います。
シド・サクソンコレクターはガタガタ言わずに買うべし。

現代的なアートワークになった。『フッチカート』は大きさ比較用。

ベスト人数は…たぶん5人。次点で4人かな。
プレイ時間は公称90分ってなってるけど、もうちょい早く終わるような気がする…? 
まぁ人による。

ベスト人数5人とした理由はボードです。下の画像をご覧ください。

〇天カードマンみたいにしようとした緑の狂信者。左がRenegade版。右が2016年Avalon Hill版。

持っている人が多そうな2016年Avalon Hill版と比較してみます。
Avalon Hill版が10×10の100マス。
Renegade版が12×9の108マス。
そう。ちょっと広いんですよ。この『ちょっと』の差が結構大きい。
ついでに視認性がよくなっています。Avalon Hill版の文字、塗った人も多いのでは?

ホテルのコマはAvalon Hill版と同じかな?

あと『Acquire』の複数の版を遊んだことある方「配当は2位まで3位まで?」という所が気になっていると思います。これなんですが、選べるようになっています。
ご丁寧に配当ボードがオモテウラで2位までと3位までの面になっています。親切。

あとこれは未プレイなのでプレイ感は分かりませんが、2人用ヴァリアントルールが追加されています。『Acquire』を2人でやることなんてn…ゲフンゲフン。

個人的には、タイルを入れて引くときに使う袋が付いてるとよかったけど、100均でなんとかできるから些細な問題よ。
あとホテルコマの組み立てにプラスチック接着剤があるといいかもしれません。
私はタミヤのプラスチックセメント使いました。

こんな人におすすめ

株で儲けるゲームの古典的名作をプレイしたいボードゲーマー。
あるいは、コンラッド・ヒルトン。

ルールの複雑さ:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
自分は好きですけ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)

かやのレビュー

持っている株がどれだけ高く売れるかの見極めとちょっとしたタイル運が楽しい!

アクワイアは、ボドゲをはじめたての頃に遊んで「渋い、でも面白い!」と思ったものの作られたのは1962年と古いゲームなので持っている人も少なく2回か、3回くらい遊んだ記憶があります。

難点としては、タイルの文字がちょっと読みにくいことでたまに間違えてタイル配置してしまったり・・・。

アクワイアは、タイル配置アクションをした後、ボード上にある株券を3枚まで購入ができます。将来高く売れそうな株券を買うタイミングは任意です。

その後、タイルを補充していきタイルが2つ以上隣同士でくっついたら「会社設立」ができます。

ボード上に設立できる会社は7社までで、8社はできないのもポイント。

タイル配置によって、あるタイミングで会社と会社がくっつく瞬間が来ると「合併」の処理に進み、そのタイミングで株券を最も多く持っている人から順に配当金がもらえます。

その後、持っている株を保管するか売却するか、交換するか選べます。

色々細かいルールはありますが、ざっくりいうとこの合併を繰り返していき、最後に株券の精算をしてお金を多く獲得した人が勝ちます。

合併のタイミングを決められるタイルを引けるかの運もありますが、1ターンに1個しかタイルが配置できないので良いタイミングを待っているうちに先を越されてしまうということもあります。

上手に株券を回していき、資金を増やせるととても楽しい!タイルが配置されていくにつれ大会社の合併が相次いでダイナミックに資金が動くので、終盤は盛り上がります。

こんな人におすすめ

資金がダイナミックに動くゲームでスリルを味わいたい人

ルールの複雑さ:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
自分は好きですけ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)

やすやすのレビュー

見た目の取っ付きにくさや用語の小難しさに反した軽いプレイ感は、まるでボードゲーム界のちょいわるイケメンオヤジ。

不動産の吸収合併?株?配当?碁盤の目?
やめて、わたしそういうの苦手…。

そうでしょう、そうでしょう、ぼくも最初はそうでした。あれはそう、10年以上は前でしたか、このオヤジと初めて遊んだ夜。経済用語が書かれたルール、無機質な数字とアルファベットのボード、大量の紙幣。アクワイア=買収、なんだこのゲームは、なんとも難しくつまらなさそうな奴だな…おいおい面倒な夜になった、それがぼくのファーストインプレッションでした…。

アクワイア

しかーし。この記事を読んでくださっているあなた、そう、あなたです。よく分からない経済用語があるからといって、古のゲームだからといって、アクワイア親父を敬遠することなかれ。安心してください、ゲームシステムは至ってシンプルです。もちろん株式の仕組みやM&Aについての基本的な知識がある方がゲームについて頭に入ってきやすいとは思いますが、実はそれは重要なことではありません。少し遊ぶだけで、誰でもすぐに全てを理解できる程度でしかありません。

ガチガチの経済ゲームのような雰囲気を醸し出していますが、実態は運と戦略のバランスが非常によく取れた賑やかな陣取りゲームのテイストです。全員が必ずテンポプレイをすることになるので、遊ぶたびに展開が異なることも、大きな魅力のひとつ。買収と株式のゲームなのでインタラクションはもちろん強く、プレーヤー間でバランスを取り合うタイプのゲームではあります。ただし、誰もが思わぬ引き運要素に振り回されることがあり、わいわいと楽しめるかなとも思います。

アクワイア

直接的なフォロワーゲームも少なく、今なおオリジナリティが輝く名作ゲームのひとつと感じています。新版も発売されるようですし、株…って聞くだけで尻込みしてしまうタイプの人へ、その入り口として、特にオススメしたい作品ですね。

こんな人におすすめ

古いゲームに興味がある人。株を使ったゲームで一喜一憂したい人。

ルールの複雑さ:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
自分は好きですけ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
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