《リョウヘイ放送回》
美しいヒマラヤの麓・ネパールにやってきました。
今回は東ネパールの奥の奥にある小さな村でのホームステイ体験についてお送りします。
皆さん、過去の旅行体験を振り返ってみて、こんな経験はないでしょうか?
外国人向けレストランではなく、現地の人が利用しているローカル食堂で、
現地の人が食べているものを真似して食べたり、
ユネスコの世界遺産に登録された遺跡よりも、
ガイドブックにちょこっとしか書かれていないけど、
現地の人々が毎日足しげく通い、
厚い信仰の対象になっている寺院に参拝してみたり などなど…。
そこに生活している人々に密着した生活に触れるという体験は、
僕の旅において、より興奮し関心を惹かれるもののひとつです。
まさにホームステイというものは、それが思いきり体験できる
旅のスタイルだと、改めて感じることとなりました。
朝マカルーを拝みに行った途中で出会った少年。
「Where you go?」と片言の英語で話しかけてくれた後、
ガイドのように山がきれいに見えるとこまで案内してくれました。
しかし、ホームステイの村へと向かう道中は、
決して簡単なものではありませんでした…。
まずは、首都カトマンズから立てつけの悪い窓ガラスのバスに揺られ、
ダランまで行き(夜中は隙間風で極寒の気温となる夜行バスです…)、
さらに、ミニバスに乗り換えて急な山を登り、
小さな川を突破するシェアジープに乗り換え、
さらに山奥に進みヒレという村まで来ます。
そこからさらに、アルン川とよばれる川を渡し船で渡った後に、
またまたジープを乗り継いで…と、丸2日間かけてやっとたどり着いた農村、、。
… ようやくたどり着いたその場所は、美しい段々畑と、
マカルー(ヒマラヤ山脈の標高8,463メートルの山)を仰ぐ子供たちの青空教室と、
限りなく自給自足に近い村の人々の生活と、
そこに生きる優しい人々との素晴らしいふれあいが待ち構えていました。
マカルー
今回は、そんなホームステイを一緒に体験した
マサヒロ君とショウコさんを迎えて、旅のお話を訊いてきました。
以前、飛行機でネパールを横断した時に
偶然撮れた世界の頂・エベレストの写真です。
実際に登るためには、ネパールの国に支払うための色々な登山金や、
常人以上の気力・体力・精神力が求められる場所だそうです(当たり前ですが…)。
今回のホームステイ体験のきっかけは、
振り返ると、もう4年も前も話になります。
僕がむかし、日本の某有名家電量販店で働いていた時に、
日本の山小屋の仕事に出稼ぎに来ていた、
ネパール人のビシャールさんと出会ったことが、そもそもの始まりでした。
ちょうどその時、インド・ネパールの旅行から帰ってきたばかりの僕は、
「ネパールのことが大好きだ!」という話で盛り上がったことを、今でも覚えています。
(下記がネパール・カトマンズにあるビシャールさんの旅行会社のホームページです)
www.tarotreks.com
村で食べたダルバートと呼ばれるネパールの伝統料理。
中身は、ダル⦅豆のスープ⦆とサブジ⦅野菜カレー⦆と
サーグ⦅青菜の炒め物⦆とバート⦅ご飯⦆などが、
一つのプレートに盛られた料理です。
山歩きやトレッキングをした後に食べると、格別な味になります。
その時もらった名刺を頼りに、実に4年振りに、
カトマンズにあるビシャールさんの旅行会社で、感動の再会を果たしました。
その時に「ワタシがが生まれ育った実家にホームステイしてみませんか?」
と誘ってくれたことで、今回の縁が生まれる形となりました。
(iTunesからお聴きになる方は、こちらからどうぞ)
<さくいん>
・01’58″~ ホームステイするきっかけとその道中の話
・02’50″~ 2人の訪問してきた国・旅について
・04’41″~ ホームステイのきっかけ・厳しい道中について
・08’10″~ ネパールの食事・ダルバート
・10’42″~ マカルーが目の前に広がる青空教室
・13’22″~ ジャングルトレッキングについて
・16’42″~ ネパールの農村生活について
・20’13″~ バスに荷物置き忘れ事件
・25’02″~ 旅ならではの健康管理
・28’30″~ 旅で大切にしてることについて
・30’56″~ ネパールでの買い物&値段交渉
・33’51″~ 旅行で使える英会話
*アフタートーク
・39’00″~ 物をねだってくる物乞いへの対応
【次週予告】
3月21日配信予定。次回(ミツル放送回)は、インドネシアのバリ島で出会った絵描き兼物作りアーティスト・中山さんにインタビューしてみました。どうぞお楽しみに!