2022年最も印象に残ったボードゲーム

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2022年に流行ったイラストAI「Midjourney」を使ったイラスト

さあさあ、皆様。今年もこの時期がやって参りました!2022年も終わりという事で、色んな意味で印象に残ったゲームTop3を発表しちゃってください!張り切ってどうぞ!!(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるご挨拶とか

ヒゲ
ヒゲ

私の2021年もっとも印象に残ったゲームは蒸気の時代でした。
2022年は中量級ゲームに注目の年でしたが、果たしてどうだったのか!
(いつも通りフリーゼ作品は入れていません。フリーゼを讃えよ!)

NEZ
NEZ

今年は去年からBGAでずっと遊んでたあのゲームがついに手元に届いたと言うことで、1位は既定路線でした!後は2位と3位ですが、果たして何になったのか?!

かや
かや

ベストだけ書くのかと思ったら3つも書くの〜?

最近は同じゲームを何度も遊びたいっという気持ちが・・1位は来年キックしたのが届くアレにしました。でも拡張が出たあれもほぼ同率1位!

開拓者
開拓者

今年も相変わらずさいころばかり振っていた一年でした。その中で私が特に楽しかったものをご紹介します!!

あん
あん

2022年は、自分のオープン会を主催するようになったおかげで、旧作ボードゲームを遊ぶ機会を増やすことができた年でした。私の印象に残ったゲームもやはり旧作中心になりました。

やすやす
やすやす

今年もたくさんのボードゲームを遊ぶことができました~。オープン会もクローズ会も新作も旧作も、怒涛のようにプレイできて大満足な一年。TOP5かと思ってたらTOP3かぁ、絞れん…。

各レビュアーによるランキング

ヒゲが2022年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:落穂の問題

当サイトのレビュアーの1人、あんさん主催の『オールドユーロゲーム会』で初プレイ。
デザイナーはジェフリーDアラーズ。

農業テーマのゲームはあまりやらない私が激推し!

剥き出しのユーロゲーム!手番来る、タイル置く、点数化するかパラメーター上げるか選ぶ、終わり!
ドミノのような1×2タイルを盤面に置いていくだけなのに、一定の流れができお互いを牽制し合うこってりしたインタラクションを感じられる。
同時期にやった秦も面白かったけど、落穂の問題のインタラクションの方が好みかなということでランクイン!

タイル配置系ゲームでいえば、『秦』もよくプレイしました。

第2位:Come Together

第2位は……『Come Together』!  2022年エッセン新作!
連名の中ではエリフ・スヴェンソンが一番有名でしょう。(代表作:マグニフィセント、サンタマリア等)
出版社も彼の会社チリフォックスからの出版。
ベストはおそらく4人、プレイ時間は90~120分。

今年は夏ごろからBGG上でのエッセン新作リストをチェックしていました。
その中でビビっときたのがこちら。
まず、テーマ!音楽好きにはたまらない!
あとこれは買ってから分かったのですが、アーティスト名がボードゲームのタイトルのパロディになっています。ボードゲームギークとしても楽しめる!


そして、システム!一風変わった遅延解決型のワーカープレイスメント、これがよく効いている
「このエリアはまだ発動しないでくれ~」
「(1手番打った後)頼む…今置いたから発動してくれ~」
そんな感情の行き来を繰り返す最高のゲームでした。
盤面がモジュラーなのでリプレイ性も高い◎。……どこか日本語版、どうすっか!

第1位:エアメール

この1年面白かったゲームを忘れないようにメモを残してたんだけど……年末にやったこいつがいっちゃん面白かったわ!メモの意味よ!そして、ギリギリにプレイしすぎてレビューできてない!すまん!

そんなヒゲの一位は『エアメール』

箱絵だけみてもどんなゲームか想像できない系。

ネットワーク構築とピックアンドデリバリーの古き良きユーロゲームに、ドミノの要素を入れましたという趣のゲーム。こちらも2022年エッセン新作です。

システム的には、2021年に人気だった『蒸気の時代』と共通する部分もあるのですが、プレイした感じは『郵便馬車』に近いような印象も受けました。少し古めのユーロゲームを遊んでいる感覚。

終了時盤面。とても鮮やか。

それでいて、プレイヤーの航空機コマが気の利いた造形だったり、2-3人用のカナダマップと2-5人用のアメリカマップが裏表になっていて人数対応もしやすかったり…とにかくよくできた優等生のゲームでした。

2022年12月20日にバネストさんで和訳付きで流通を開始しました。
箱絵とシステムは地味かもしれません。でも、「そうそう、こういうのでいいんだよ」って感じの中量級ゲームです!オススメ!年明けにレビューします!

ヒゲ
ヒゲ

選外としましたが、今年は『シャーロックホームズ10の怪事件』をプレイしました!
このランキングの中には入れませんでしたが、非常に面白い体験でした!
来年はもっと日本国内のゲームにも注目していきたいです。
あと、アドベントカレンダーで書きましたが、フリーゼ作品に多く関われて幸せでした。

NEZ が2022年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:ワームホール

ワープがフリーアクションで出来ると言う狂気のピック&デリバー、ワームホールが今年の第3位です。手番に行うアクションは合計3マスまで移動するだけなのに、ワームホールを利用して自在に宇宙空間を飛び回る事ができるのが面白かったです。他人に使って貰うことでサプライから勝利点が貰えるので、より効率良いワープが出来る度に盛り上がりました。

デザイナーのピーター・マクファーソンはタイニータウンのデザイナーと言う事で、第2のフィル・ウォーカー=ハーディングになるのでは?と注目しています。先日までクラウドファンディングされていたワチャワチャ系の新聞を作るゲーム『フィット・トゥ・プリント』も面白そう。

第2位:ヨガアアアアア!

海賊とヨガを融合させたら、こうなったのか何なのか分かりませんが、超局地的に流行ったヨガアアアアア!が第二位です。カードを引いて、指示された場所にオウムを乗せていくだけのゲーム。置けないなと思ったらカードを引く前に「ヨーホーホー!」って言えばポイントを貰えると言うプレス・ユア・ラックの要素もあります。

眼帯までコンポーネントに入ってる。

体勢がギリギリになって、「どうやってカード引くのよ!」とか、周りで囃し立てながら遊ぶと楽しくて、色んなとこで遊びました。みんなが楽しい良いゲームです。さあ、みんなでレッツ!ヨガアアアア!!

この状態からでも、もちろんカード引けますよね?

第1位:カーネギー

今年のナンバーワンは『カーネギー』でした!昨年、BGAで遊んでからジワジワとその面白さの虜になり、製品版が届くのを待ち望んでいた作品です。トロワ、ギンコポリスのデザイナーが送るヴァリアブル・フェーズ・オーダーを軸にした会社経営ゲーム。

タイムラインと呼ばれるイベント群とそこに紐付いたアクション選択、そしてそこから相手の行動を予測しながら、先の先を見据えてアクションを行っていく感覚に痺れました!!2時間以上かかる重たいゲームですが、繰り返し遊びたくなる魅力にあふれています!

NEZ
NEZ

今年は印象に残ったゲームがたくさんありました!この他にテックツリーを利用したビヨンド・ザ・サンや周りが何やってるか全然分からない非対称ゲームのマーチャンツコーヴなんかも印象深いゲームでした!

かや が2022年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:ザ・クルー:第9惑星の探索

ザ・クルーは今年発売されたゲームではないんですが、実は2021年の9月からこの記事を書いている12月までずっっとBGAのターンベースで遊んでいます。ミッション1〜50までクリアするのを目標にコツコツやってます。毎日トリテ、もはやライフワーク!

5人でターンベースで回してるので難易度は最高レベルです。

ザ・クルーは、今年行われたとあるボードゲームイベントで2日間でみんなで50ミッション達成しようチャレンジに参加して私も微力ながら30レベル台を8ミッションクリアしてとっても楽しかった!そして最後時間ギリギリで猛者たちがレベル50のミッションを達成したということで感動です・・・!

みんなで「クリアするぞーーー!!」という一体感、そしてみんなトリテが大好きなんだねってことでとっても楽しかったから第3位に選びました。

かや
かや

ザ・クルーは過去記事でも取り上げているから読んでない人はこちらから読んでね!

第2位:アルナックの失われし遺跡

アルナックは遊ぶたびに面白さが加速している気がします。

ワーカープレイスメント、デッキ構築、資源管理、そして冒険!ワクワクが詰まった冒険に出かけたくてコンパスをかき集めては助手を雇って冒険に出かけています。

こちらはとあるゲーマーさんのカスタムされ尽くしたスペシャルナック。こだわりがすごい!

未開の地にはどんなお宝があって、守護者に打ち勝つことができるのかっ!!

拡張も今年出てまだまだアルナックは激アツです。

かや
かや

アルナックの過去記事もあるからこっちも読んでね!

第1位:ブルゴーニュの城

2022年に発売されているゲームを全然書いてなくて申し訳ないっ、でも令和って昭和の歌謡曲が若者の間で流行ったりリバイバルブームがきてるらしいじゃないですか?

ブルゴーニュの城も発売から何年経っても面白い神ゲーだから仕方ない。好きだけど、セットアップやタイル効果の多さ、持ち運びが大変そうだなってことで購入してなかったブルゴーニュの城・・・なんだかんだで、たくさん遊んでいてやっぱり神ゲーなので買っちゃいました。よりにもよって、圧倒的な物量が予想されるブルゴーニュの城・キック版をね・・・!

私が購入したのはSpecial play All-in で5個セットに相乗りさせてもらって1つ当たりお値段95フラン。これが高いのか、安いのか?安いですよ奥さん。だって、

16個のミニチュアお城、4つのダブルレイヤープレイボード、60以上の公国ボード、180以上の大きなヘックスタイル、26枚の金属アイコン、9個のサイコロ、高品質の袋4つなどなどが付いてくる!!

他にもストレッチゴールを達成した得点が諸々ついてくるんです。輸入しないと買えないレアゴーニュ買ってしまって、楽しみすぎて早く2023年になってほしいし、買ったらたくさんのブルゴーニュファンとダイスを振りまくります!

Kickのアップデート情報を見ながらヤバいのを買ってしまったなwと思いつつワクワクが止まりません。画像は2つともGame foundより

ちなみに、キック版を支援した人数は22、831名のプレイヤー!

そんなわけで私のマイベスト・ボドゲは僅差でブルゴーニュの城でした。

かや
かや

ブルゴーニュの城の詳細は過去記事にあるから、「全然ブルゴーニュのレビューなかったやん」という人、こちらに書いてあります。

開拓者 が2022年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:ゾンビダイス

そう、もう、私はこういうシンプルにさいころぶん投げるゲームが好きなんですよ!!っていう原点に引き戻してくれたゲーム。

13個のさいころをひたすら投げてバーストしないように脳みそ(勝利点)13個集めるだけの簡単なゲームです。なのにね、ちょーーーー盛り上がるの。さいころ振るゲームって個々の性格が如実に出るのがいいですよね。

第2位:ガンジスの藩王:ダイスチャーマーズ

じつは私このゲームガンジスの藩王と一緒に買ったんですよ。でもガンジスの藩王は早々にプレイしたのにこっちはなんとなーく半年くらいねかせてたんですよ。

いやー、アホでしたね。ほんとアホ。これはとてつもなく楽しい紙ペンでした。なんで半年もねかせてたんだろ。本家ガンジスの藩王をそのまま紙ペンにギュッと圧縮した良作です。

左から進めていくのが名声点、右から進めていくのがお金点。

さいころ振ってその出目に対応するアクションを行いお金、もしくは名声点を上げていき、誰かが交差するとゲームの終了フラグが切られます。そう、ほんとにガンジスの藩王とやってること同じなんです。違うのはさいころをみんなで同じものを使うという点と、さいころの出目が数字ではなく絵と色で各アクションを表しているという点です。

紙ペンなのに重量級を一回やったような満足感が得られる楽しいゲームでした(いやまあ紙ペンなのに時間もそこそこかかるんですが)。しかも一箱に2種類入ってるお得感。ただ一つ文句があるとしたら、ゾウさん組み立てると箱に入らんということです。本家のゾウさんにはあんな立派なゾウさんスペースあるのに!!

このゾウさん、寝かせても入らないの。たくさん遊んで紙が減ってくればワンチャン…。

第1位:アークノヴァ

軽〜中量級が好きな私が久々にはまった重ゲー。カードこねくり回して動物園を埋めていくゲームです。カードの見方がほぼテラフォなので、テラフォ勢はスッとルールを理解できるのではと思います。

このゲーム何がいいって、そのカード量!!カードがいっぱいあるゲームはいいゲーム。だっていっぱい引きたくなっちゃう。5つあるアクションの強さがどのタイミングで使うかによって変わるというのも私には新鮮でした。

引くカードによってどーーしよーもなくなっちゃうときもありますが、それでも得点の仕方は色々あるので腐らずに自分の動物園を創り上げてください!!ゲームの性質上人数が増えるとダウンタイムが長くなってしまうので、個人的には二人ベスト、多くて3人までかなと思いました。

開拓者
開拓者

一緒に遊んでくださる皆様のおかげで、今年もたくさんボードゲームで遊べました!!そしてやっぱりさいころが好きでした(笑)!!さいころはいい。さいころはいいぞぉ!!

あん が2022年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:郵船街(パケットロウ)

2013年。デザイナーはベルク夫妻、オレゴンの作者です。

プレイヤー全員がメインボードをにらみ合うインタラクションの強いゲーム。手番プレイヤーが指定した区画のカードを取るか取らないかを選択するだけなのですが、人の思惑が透けて見えて熱いセッションが繰り広げられます。惜しげもなくカードが捨てられていくときに悲鳴に似た嗚咽が漏れて素晴らしい。

第2位:1001 islands

2022年。最近のゲーム?いえ、オリジナルは2013年の「星の王子様ボードゲーム」、そのリメイクになります。

デザイナーはボザ+カタラ、アートワークはディクシットのMarie Cardouat。オリジナルを遊ばしてもらってからリメイクの存在を知り速攻輸入しました。すぐに日本語版がでちゃうかなぁと思っていたら話題にすらならない空気っぷり。

ゲームは公開された人数分のタイルを1枚づつ取って配置し高得点の島を作ることが目的です。しかし、タイルを取った人が、次にタイルを取る人を指名するという下家絞り。最近発売されたロストシーズと似てますが、こちらは時計回りにタイルをとるという平和仕様。時代の流れを感じますね…

第1位:カッラーラの宮殿

2012年。クラマー&キースリングという黄金コンビ。これが2022年、私の最も印象に残ったゲームでした。

第二版も出版され再評価も著しい、シンプルなルールの60分ゲームです。メインボード中央のディスクを回しながら資源を購入し建物を建てる。資金カツカツの苦しさのなかで、いつ決算をするか虎視眈々と狙う。ずっと苦しい最高のゲームですね。

王道感のある安定したユーロゲームで、幅広くおすすめできる良作です。

あん
あん

他印象に残ったゲームはやはりkniziaのゲームです。ギャングオブダイス、サンフランシスコ、ミルフィオリ、イントゥーザブルー、ヘックメックカードゲームなど。

いまだにこれだけの質のゲームを発表できるのはやはりすごいことだと思います。

やすやす が2022年に印象に残ったゲームTOP3

遊んだゲームすべてが印象に残ってるので、トップ3を選ぶのがめちゃくちゃ難しく嬉しい悲鳴ですね。そこを何とか捻り出した結果の記事内容なので、これらの選ばれたゲームの裏側には他にも無数に印象に残ったゲームがあるんですよ~。

第3位:Welcome to the moon <ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン>

ウェルカムトゥザムーン

上手い具合にインタラクションが組み込まれている第1話

やすやす
やすやす

選考理由:紙ペンゲームとしての充実過ぎる内容に驚き。とりあえず他のウェルカム・トゥ・シリーズすべてを包括してるとも言えるので、いったんこれでOKかな。

紙ペンゲームの中には、数字を昇順に並べるというジャンルのゲームがあるかと思います。その中でもウェルカム・トゥシリーズは、できるだけフレーバーを活かすようなデザインが施されています。そのウェルカムトゥの最新作がこのムーン。そして自ら「最終編」と名乗っているだけあって、驚きの集大成となっています。

数字並べゲームとしての多様な仕組みはもちろん、ゲームブックのようなストーリーによるシナリオの変化があったりキャンペーンなどが組み込まれているなど、多くの挑戦が含まれています。
っていうか、何よりボード自体が元よりラミネートされていて使い勝手が素晴らしいです。世界中の旧作の再販・生まれてくるだろう新作の紙ペンゲームは、すべてこの仕様とする法整備が急がれます。

第2位:Pax Pamir <パックス・パミール>

パックスパミール

コンポーネントも雰囲気たっぷり。

やすやす
やすやす

選考理由:デジタル戦国シミュレーションゲームを、友だちと集まってオフラインで遊んでいるかのようなプレイ感。インタラクションしかないバチバチのゲームでありながら、いつの間にかゲームを面白くするような協力プレイに変貌する瞬間があり、こいつとんでもない。

在野武将を登用して、支配したり、交渉したり、徴税したり、協力したり、交渉したり、贈り物したり、攻めたり、守ったり、交渉したり、裏切ったり、スパイしたり、崩壊したり、させられたり、交渉したり、勝ったり、負けたり、引き分けたり。そういうことが全部詰まっているゲームって知ってますか、これです、こいつです。

見た目の威圧感に反し実はルールは多くもないし難しくなく、仕組みも考え方もシンプルです。インタラクションの化身のため、経験者が圧倒的に強い・カードの内容を知るものが強い、ということもあまりなく、本来はわりと多くの人が遊べる土壌にあります。ただ、状況によっては処理が多い瞬間があり、ルール間違いが起こる可能性があるのが玉に瑕たまにきずでプレイするためのネックとなっていますね。勝利条件が非常によく機能していて、必然的に全員が「交渉」の舞台に乗る仕組みになっているのは見事です。

第1位:A Feast for Odin <オーディンの祝祭>

オーディンの祝祭

拡張を入れるとグーンと遊び方が広がります。

やすやす
やすやす

選考理由:突然やってきたオーディンマイブーム。優勢・劣勢を問わず(ぼくにとっては)複雑で見通しが悪く、そのお陰で最後までしっかりゲームを楽しめるように感じます。ワカプレの厳しさをインタラクションの少なさで和らげた、ザ・多人数ソロ重ゲー

重ゲー。物理的にも内容的にも重いゲームと言われるオーディンの祝祭です。今年初めて遊び、その面白さに魅了されました。前述したようにインタラクションは弱く、そこに「重さ」はありません。ワーカー数が次第に増えていくというシステムが採用されていることもあり、一手の「重さ」もそれほど感じません(だからぼくは弱いのでしょうけど…)。これまでどちらかと言えば反対のタイプのゲームで遊ぶことが多かった(例えばパックスパミールな)ので、この不思議な重さのバランスが新鮮で心地よく感じました。

得点方法が多岐にわたり、リプレイアビリティが高いのも魅力です。これはつまり「リプレイに限らず誰かと戦略がかぶっても何とかなる」という懐の広さにつながっています。ワーカーのための食糧制限がゆるく、ワーカーを増やす・食料を確保する、というワカプレで引き起こされがちな争奪戦も弱いため、序盤から苦しみよりも楽しみが圧倒的に大きい仕組みとなっているので、重く厳しいゲームが苦手な人にとってはもう一つの魅力です。

オーディンの祝祭は重いゲームでありながら、頻度高く遊びたいと思い続けた1年となりました。

レビュアーたちの印象に残ったゲームまとめ

やすやす
やすやす

さて、これで今年もレビュアーたちのランキングが出そろいましたよ~。今年はずいぶんと割れましたね。下に、一覧表にしたものを貼っておきますね。最後に、皆さんひとこと、感想などをお願いします。っていうか、みんなランキングに入ってるゲームを全然レビューしてないじゃ~ん!

レビュアー1位2位3位
ヒゲエアメールCome Together落穂の問題
NEZカーネギーヨガアアアアア!ワームホール
かやブルゴーニュの城アルナックの失われし遺跡ザ・クルー:第9惑星の探索
開拓者アークノヴァガンジスの藩王:ダイスチャーマーズゾンビダイス
あんカッラーラの宮殿1001 islands郵船街(パケットロウ)
やすやすオーディンの祝祭パックス・パミールウェルカム・トゥ・ザ・ムーン
2022年、とある宿屋のボドゲレビュアーズたちが印象に残ったゲームリスト
ヒゲ
ヒゲ

2021年の印象に残ったゲームのところに「2022年は中量級ゲームに期待」と言っていました。中量級ゲームにアンテナ立ててただけあって今年は90分級のゲームをリプレイしたなと思います。来年は日本のゲームをもっと遊んでいきたいかな。2023年こそは国産ゲームにSDJを!

NEZ
NEZ

今年は色んなゲームに出会えた年でした!それと同時に新たなボードゲーマーと知り合えた年でもありました!来年も良きゲームとゲーマーに出会える事を願っています!

かや
かや

今年は繰り返し遊びたいゲームが多くて新作はちょこっと遊んだかな?アルナックの拡張が出たり、宝石の煌きのデュエル版、アズールショコラ版など好きなゲームがさらにパワーアップしてきてくれて嬉しいです。今年もボドゲカフェでいろんな人と知り合えたし、来年も素敵なゲームをいろんな人と囲んでみたい!

開拓者
開拓者

今年は重ゲー苦手な私が久々にドはまりした重ゲーがいくつもあったのが嬉しかったですね。選外にはなりましたが、ロレンツォもヘブン&エールも何度も遊びました。来年も軽量級〜重量級までたくさんのボドゲを遊びたいと思います!!

あん
あん

今年もたくさんのゲームが出版されましたが、リリース時から時間がたつと遊ばれなくなってしまうものも多数ありました。年々、ゲームの消費スピードが早くなっているように感じます。

来年も過去の良作を遊ぶことで、再びそのゲームに光が当たるとともに、いろいろな方と知り合うことができると良いなと思います。

やすやす
やすやす

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!2022年の印象に残ったゲーム、いかがでしたか。来年もこの、「とある宿屋のボドゲレビュアーズ」をよろしくお願いします~

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