ラッキーナンバーズ / Lucky Numbers

レビュー記事
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lucky numbers

デザイナー: Michael Schacht
アートワーク: Christine Alcouffe
出版社TIKI Editions (cited from)
出典 BoardGame Geek

左から右に、上から下に向かって大きくなるように数字を配置するだけなのに悩ましいシンプルなゲーム。(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

ヒゲ
ヒゲ

旧版の数字だけのアートワークから、可愛らしいクローバーのタイルになっての再販。BGAでも遊べるし、日本語版も出る注目作!

NEZ
NEZ

毎回一枚タイルを引いて配置するだけ。ルールは簡単だけど、程よい悩ましさがあるゲームだね。ヒゲさんの言う通り、新版のデザインはいいよね!

やすやす
やすやす

アートワークが新しくなり、みんなが幸せな気持ちになれるような、ポップでキュートでハッピーゴーラッキーなゲームになったかな~。お子さんから年配の方まで、家族全員が笑顔になれる作品です。

ヒゲおすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
NEZおすすめ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
やすやすおすすめ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
Average:5.7 out of 10 stars (5.7 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

ヒゲのレビュー

数字タイルを自分のボードに昇順に並べていく‼以上‼
麻雀的な”待ち”を広くとっていく思考がとても楽しい。

比較対象としてよく名前が挙がるコンプレットが2015年出版。一方こちらは2012年出版。
この数字配置ゲームが約10年の時を経て、アートワークを一新し再販。日本語版も発売。

デザイナーはミヒャエル・シャハト氏。ただあんまりシャハトっぽさはなく、普通に良質なゲームという印象。

自分の手番が来たらやることはタイルを1枚引いて自分のボードに置くだけ。置き方に制限があって、タテ・ヨコに昇順になるように置いていく。たったこれだけ。でも、それがいい。

引き運に左右されるところも大きいが、麻雀的な”待ち”が広くなるように配置していくという思考が勝敗を分ける。闇雲に置いていくと「ここに置ける数字14だけやんか!え!しかも14ってもうない!」なんてこともあり得る。もちろんそうならないように計画的に置いていこう!

購入後、いつ出しても外さない素晴らしいゲーム。
フランス語版に同梱されているブルーノ・カタラ氏作のヴァリアント入れるとより盛り上がる。是非。

こんな人におすすめ

数字が読めれば楽しめるから、誰にでもオススメ。

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
自分は好きですけ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)

NEZのレビュー

毎手番タイルを配置するだけの簡単なゲーム。なんだけど、二次元なのでパズル感UP!時間調整に軽く遊ぶのにちょうどいい。

毎手番数字の書かれたタイルを一枚配置して、4×4を完成させる簡単なゲーム。タイルの数字が左から右、上から下に向けて大きくなるように配置しなければならないので、考えて配置しないと全然置けなくなってしまう事もあります。似たコンセプトのゲームとして、コンプレットが上げられますが、こちらは二次元だからか、コンプレットよりもパズル要素が強い気がします。

タイルの引き運に勝敗が左右されるのは間違いないですが、1ゲーム20分もあれば終了するので、そんなに気になりませんでした。

メインで遊ぶには物足りなさを感じますが、時間調整などで「ちょっと遊びましょうか?」と言う時に重宝するのではないかなと言う印象です。

こんな人におすすめ

誰にでもおすすめできる

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
自分は好きですけ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)

やすやすのレビュー

アイスブレイクや時間調整に、最高にハッピーなゲームあります。

手番には、裏向き(もしくは表向き)のタイルを一枚取り数字を確認し、X軸とY軸上で昇順となるよう自分のボードに配置・交換するだけ。置けなければ表向きで場に戻すという、分かりやすくシンプルなルールにアクション。

ただし完全なソロゲームではなく、「早取り」というわずかなインタラクションが緩やかなファミリーゲーム感を演出します。プレーヤーの選択肢は広くないので、誰でも安心してゲームを続けることが可能です。

その日、最初に遊ぶゲームが、一日の雰囲気を作ることがありますよね。全員の笑顔でスタートをきりたいなら、この愛すべきゲームの出番だと思いますよ。

日々、身の回りで起きる出来事が連鎖して自分のもとに幸せが訪れるように、誰かのアクションが、自分のラッキーにつながってくれるよう祈りながら、ちょっとずつの嬉しいを目に見える形で積み重ねるようなゲームです。他プレーヤーのボードを観察することで、ゆるやかな方針を描くことはできますが、それがどう転ぶのかは誰にも分かりません。

このゲームの旧版や、似たシステムのコンプレットというゲームもありますが、「運」の要素が雰囲気とマッチするこのゲームのこの版を、ぼくは強く推しますよ~。

ひとりがズバ抜けて上手く立ち回ったり、強運の元に大勝することも難しいでしょうから、きっとプレーヤー全員が、程よいラッキーに程よいハッピーを感じながらゲームを進めていくことができます。

少し嬉しくて少し悔しいを繰り返すうちに、誰かが最初にラッキーをつかむ。そんな穏やかな、ショートショートの絵本のような雰囲気があるゲームです。

こんな人におすすめ

遊ぶシチュエーションを間違わなければ、誰しもが楽しめる素敵なゲームです。

ルールの複雑さ:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
運の要素:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
おすすめ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
自分は好きですけ度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
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