ジャストワン / Just One

レビュー記事NEZおすすめ☆8以上開拓者おすすめ☆8以上開拓者好きなんですけ度☆8以上
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デザイナー: Ludovic Roudy, Bruno Sautter
アートワーク: Éric Azagury, Florian Poullet
出版社Repos Production(cited from), Arclight
参照 BoardGame Geek

ヒントが被ったらNGな、お題を当てるワードゲーム。ギリギリ伝わりそうなワードを探すのが面白い!(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

ヒゲ
ヒゲ

2019年SDJ。受賞当時のことを思い出してみたり、闇のゲームの提案をしてみたりします。

NEZ
NEZ

ヒントがバッティングしちゃいけないお題当てゲーム。ヒントを出す側も絶妙なヒントを考えなきゃいけないので、みんなが楽しいゲーム。

開拓者
開拓者

わかってほしい。でもバッティングしちゃダメというジレンマが効いたクイズゲーム!

ヒゲおすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
NEZおすすめ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
開拓者おすすめ度:9 out of 10 stars (9.0 / 10)
Average:7.7 out of 10 stars (7.7 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

ヒゲのレビュー

2019年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作品。発表当時を振り返る。

2019年にはどっぷりボードゲームしていて、SDJの発表もリアルタイムで見ていたので、ちょっとその時のことを思い出していみようと思います。ちなみにノミネートは以下の3作品。

2019年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート3作。

予想としてはさすがに「L.A.M.A」が獲るんじゃないかなと思っていました。
そして発表された大賞が今回のレビュー作『ジャストワン』でした。

正直発表されたときにはどんなゲームか全く分からず(…というか3作品の中でこれだけ知らなかった)、キョトンとした記憶があります。ここからは数年、パーティーゲーム寄りの受賞が続きますが、それはまた別のお話…

ラマのコスプレまでして授賞式に臨んだクニツィア先生の気持ち、考えたことあるんか!

まぁ、決まってしまったものはしょうがないということで…割と早くに日本語版も発売されましたので遊んでみました。この辺りの年からSDJ関係はノミネートも含めて片っ端から日本語版が出る時代になったなぁと感じました。
『ジャストワン』は遊んでみると、ありそうでなかったいいパーティーゲームだなと思いました。
普段パーティーゲームはやらない人間ですが、これならいいかなと思えたので、最終的には納得の受賞です。

デザイナーも発表当時は存じ上げなかったですが、『The 7th Continent』の作者コンビだったことを後から知りました。未プレイですが、一度遊んでみたいゲームですね。

原語依存ガガガ…

ちなみにゲーマーの方向けには、プロモカードの導入をお勧めします。
ゲームのタイトルおよびデザイナーになっている差し替えカード13枚です。
少し探せば国内でも取り扱っているところはあります。

この記事を書くためにBGGみてたらプロモは2022年にも出てたんですね。カード画像をみると形容詞も入っていてより抽象的なお題になって難しそうなので、遊びつくした方たちにはいいかもしれません。

よい子はこんな風にして遊んじゃだめだぞ!

ギーク専用ゲーム『Ludoviel』との悪魔合体。ゲーム名を書いてもらい、ゲームの特徴を当てる。

ゲーム会の主催者さんは持っておいて損はない!
あと、クイズの回答フリップ代わりに便利よ。

こんな人におすすめ

大人数で遊べるパーティーゲームをお探しの方。
あるいは、はらたいらさん。

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
運の要素:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
おすすめ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
自分は好きですけ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)

NEZのレビュー

バッティングとワードゲームの幸せな関係

プレイヤーが回答者とヒントを出す人に分かれて行う協力ゲームです。つまりはヒントを元に回答者が答えとなる単語を当てるわけですね。

至ってシンプルなワードゲームなのですが、このゲームの特徴は『バッティング』をシステムに取り込んだところにあります。

つまりはヒントが被ったら、そのヒントは破棄されると言う事です。例えば『雲』と言うお題に対してのヒントで、Aさんは「雨」、BさんとCさんが「白」と書いた場合、回答者が見れるヒントは「雨」のみになってしまいます。

と言う事で、ヒントを出す側は他のプレイヤーが書きそうにないけど、ギリギリ伝わりそうな単語を書きたくなるわけです。この加減が非常に面白いところになってきます。

意外と、これは伝わるだろうと思ったものが伝わらなかったり、他のヒントと組み合わせてみたらミスリードされてしまったりと、なかなか思うようにいかずに頭を抱えるのも、もののあはれです。

また、バッティングならではの「みんなギリギリを狙うから、王道のヒントは意外とみんな書かないのでは?」と読んでみるのも盛り上がります。

ヒゲさん考案の『ジャストルド』。ルドフィールのカードに書かれた内容を当てる。ヒントは全てボードゲームの名前。

さらに別の角度から考えると、お題をカスタマイズすることで、プレイヤーの共通の趣味などをテーマにできるなんて楽しみ方もあります。私の周りでも特定のマンガをテーマにしたお題を作ったりして、遊んだりされています。

回答者1人、ヒント出す人50人の狂気のジャストワン。その名も『でらジャストワン』

色々とアレンジを加えながら、オリジナルな遊び方なんかを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに、このタイプのゲームにありがちなのですが、過程が面白いので、結果何問正解したとかどうでもよくなっちゃうんですよね。

こんな人におすすめ

クイズとか好きな人、ワイワイと遊びたい人

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
運の要素:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
おすすめ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
自分は好きですけ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)

開拓者のレビュー

なんでそこで被るんよ…!!ってなるクイズゲーム。

短時間でインストできて、書くものさえあれば何人でも遊べるパーティーゲームの鉄板です。

回答者がそのラウンドのお題をランダムで選び、残りのメンバーでそのお題を当てるためのヒントを考えます。ヒントを元に回答者はそのお題を当てるわけですが、ここで出てくる重要なルール。

バッティングしたヒントは見ることができなくなります。

そのためヒントを出す側は被らないようにギリギリのヒントを考えるわけですが、みんながギリギリを狙ってくので意外なところで被っちゃったりもします。こないだ遊んだときは“選挙”というお題で2月5日(知事選の投票日)が被ってましたww

回答者側も楽しめるし、ヒントを出す側も楽しめるいいゲームです。

通常の遊び方に飽きてしまった上級者は、参加者の共通の趣味でテーマを決めて遊んでもいいですし、ボブジテンやテレストレーションのような別のゲームのお題で遊んでも楽しめます。

人数と時間の融通も効いて、とにかくまぁ間違いなく盛り上がるゲームですので、ボドゲ会にあるととても重宝するゲームかと思います。

こんな人におすすめ

パーティーゲームが好きな人
ボドゲ会主催者
クイズが好きな人

ルールの複雑さ:1 out of 10 stars (1 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4 / 10)
運の要素:3 out of 10 stars (3 / 10)
おすすめ度:9 out of 10 stars (9 / 10)
自分は好きですけ度:8 out of 10 stars (8 / 10)
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