ボードゲーマーのあこがれの地、シュピールエッセンにいってきました!(ヒゲ)
ヒゲによる現地レポート!
ボードゲーマーのあこがれの地、ドイツ・エッセンにいってきました!
今回の記事はお待たせしました、イベント編‼
来たぜ、SPIEL! 各曜日の様子。
2023年のSPIELは10月4日(木)から10月7日(日)までの4日間の開催でした。
もちろん4日間すべて参加してきました!
主催者発表の来場者数は執筆段階では出ていないようなので、あくまで個人の体感になりますが…
木曜日、金曜日<日曜日<土曜日
という具合で来場者数は多かったように思います。
木曜日、金曜日はさすがに平日ということもあり、筋金入りのゲーマーが来場している感じでした。
大手メーカーの話題作は土日まで在庫が十分にある感じでしたが、油断していると売り切れるものも出てきます。
2日目の午後にUnfriendly Gamesの『Nekojima』を買いに行ったら「今日の朝イチで売り切れちゃったよ~。再販のプレオーダー受け付けてるからよかったら…」という感じでした。
どうしても欲しいゲームはお早めに!
土曜日は一番混んでいた印象です。行きの電車がすごい混雑! 日本の通勤電車ほどは乗客を詰め込まない感じなのでギュウギュウ詰めというほどでもないですが、とにかくすごい人でした。
土日は、ゲーマーはもちろんのこと家族連れの参加が多かったように思います。
エッセンほっこりエピソードですが、土曜日の帰りの電車で見かけたパパと娘。
アークノヴァの拡張を小脇に抱えたパパのカバンの中にはハバやラベンスバーガーのキッズゲームがいっぱいに詰まっていました(端っこにAge of Innovationもありましたけど…)
溢れだすボードゲーマーパパの愛!
ホールの様子
チケットを見せて入場すると一旦ホール7で待機列形成でした。
…とはいえ、日本人のように几帳面に並ぶという感じではありませんでした。
実際、なんか並んでいるから私も並んでみたのですが、別の方に「これは何の列ですか?」と聞かれ、「わかんない。とりあえず並んでいるだけ」という不透明な会話をしました。
ちなみにここでspielboxのフリーペーパーを配布していました。
ドイツ語なので全然読めないけど、話題作のパッケージは確認できました。
ちなみに今年からペーパーレス化の流れで、会場のマップの配布はありませんでした。
記念に持ち帰りたいと思っていたので、時代の流れと分かりつつも残念。
そんで地図はアプリで見ろ、ということなんですがそのアプリが使いにくくて…
来年の改善に期待。
そして、開場!
歓声とともに会場に入っていくゲーマー達!
会場はとにかく広かったです!
ホール7から入場になり、ブースがあるのはホール6から。
ホール6はドイツの大手メーカーが巨大なブースを展開していました。
ホール6はファミリー向けのものが多いので、土日に混み合っていた印象があります。
ここでエッセンシュピールお役立ちニュース!
毎年配っているかは分かりませんが、ホール6ではこのようなバッグが配布されていました。
購入したブースでも袋を用意してくれるところはありますが、ちょうどいいサイズ感で適度に丈夫なバグでした。
特に1日目に配布していた左側のバッグはシュピールに行った記念にもなります。
配っていたのはシュミットのブース。すぐなくなってしまうのでお早めに!
少し移動してホール2へ。
こちらはitten、Oink Games、Saashiさんの合同ブース。
今年のシュピールでは日本人デザイナーの作品や日本のメーカーの作品が非常に人気だったように感じています。すごいぞ、ジャパン! 海をテーマにしたブースのデザインもおしゃれですね。
出店数は年々減っているようですが、中古ブースもありました。
やはりドイツ年間ゲーム大賞受賞作品は出版数も多いためかたくさん売られていました。
写真でいうと『郵便馬車』、『エルグランデ』、『クワークル』あたり。だいたい€15くらい。
ゲーム以外のブースもあります。
こちらはグミのハリボーブース。量り売りをしていました!
ホールとホールの間の通路のガレリアにはアクティビティ系のものが展示・販売されていました。
目立っていたのはこちらのブース。
斧を的に投げるゲーム!
ちょっと欲しかったけど、やる場所&そもそも持ち帰れるのか問題で諦めました。
買うだけがシュピールじゃない…!
私は半分仕事で今回のシュピールに参加しているのでじっくり試遊する時間はありませんでしたが、来場者のブースの様子を見ると買いに来ているというよりは遊びに来ている感じでした。
もし今後シュピールに参加される方に一つアドバイスがあるとすると「2人以上で参加」することをお勧めします。
試遊するとなった時に、説明をしてくれるインストラクターの方はあんまりゲームに入る感じではありませんでした。まぁ、他の卓の説明に回ったりしないといけないから当然といえば当然。
1人で参加している方が一緒に試遊する相手を探しているような場面も見かけました。ドイツの方と2ゲームほど一緒にゲームをしたのは得難い経験でしたが、それもこちらが2人いたらか出来たこと。
がっつり試遊をしたい方はぜひ2人以上で参加して一緒に回るといいと思います!
あとこれは海外のYouTubeを見ている人限定になるかもしれませんが、見たことある人とバンバンすれ違います! 話しかけたり写真撮ったりはしませんでしたが、「おぉ、見たことある人!」ってテンションあがりました。
そして、もちろんデザイナーにも会えます…
うぉおおおおおおおおおおおおおお!
フリーゼを讃えよ!!!!!!!!
正直、ファン過ぎて緊張でまともにコミュニケーション取れてなかったと思いますが、「You are my Board Game Hero.」と伝えることができました。なお、フリーゼはすぐに次のゲームを買いにどこかへ行ってしまいました。
写真は撮っていないですが、会場には他にもたくさんのデザイナーがいらっしゃいました。
特に、個人で会社をやられているスヴェンソン兄弟やアイゼンシュタインはずっとブースにいる感じでしたね。アイゼンシュタイン、めっちゃいい人。
他にも、インタビューを受けているフェルトを見たりしました。サイン会も行われていましたね。
あとこれはたまたまなのですが、アートワークの方からサインをもらうことができました。
普通にブースで買い物したら、会計のおばちゃんが「この隣にいるのがアートワークをしたアニカだからサイン欲しい?じゃあ、隣に並んで。」と案内されました。軽い!
アートワークで一部話題の『5 Towers』です。これはある意味レアになりそうだ…
そんなこんなで購入品紹介。
というわけで購入品はこちら!
『郵便馬車』と『エラズント』はお遣いです。
中古ブースで『アクアレット』を€30で見つけた時は震えました…ずっと欲しかったのです。
事前に下調べをかなりしたので狙ってたものはだいたい買えたかな…
小箱! 前日のショップで買ったものもあります。『トリックマイスター初版』新品未開封!
『No Thanks(ゲシェンク)』は安かったのでとりあえず2個。
たぶん、日本からシュピールに参加したゲーマーでミニゲームペイントの塗料買ってるの私だけでは?
また来年…
あっという間に過ぎた4日間でした。たくさん打ち合わせもあったので大変でしたが、一緒に行こうと声をかけてくれたサニーバードの平さんには感謝です!
正直、ゲームを買うだけだったら高い旅費をかけて、慣れない外国で4日間も過ごす必要はありません。
絶対に輸入した方が安いし、日本のメーカーが頑張っているのでよほどの話題作は日本語版が出ます。
でも、ここにしかないものがあるのは確かです。
好きなデザイナーに「あなたのゲームが好きです」と伝えること。
サインをもらったり、記念写真を撮ってもらうこと。
世界中から集まったボードゲーム好きと卓を囲むこと。
ボードゲームってのは時代が変わっても「人とのつながり」なんだな、と感じました。
そして、帰りの窓にはこんな掲示が…
来年の開催は10月3日から6日だってさ! 行けるか、来年も!?