日本人旅行者がガイドブックとしてまず最初に思いつくのは「地球の歩き方」でしょう。
僕も旅行に行く時には必ず持っていきます。本棚は一列歩き方に埋め尽くされています。
地球の歩き方を買うメリット
・写真が多くてカラフル(説明を読まずとも、どんな所かわかります)
・日本人のための情報が多い(日本食屋の情報や安全情報、トラブル対処法など日本人目線で書かれています
・日本語で書かれている(これが最大のメリットだと思います)
・本の価格が比較的安い
デメリット
・広告が多い(何が情報で何が宣伝なのか紛らわしいです。ただ広告があるおかげで本の価格が安いという一面もあるのですが・・・。)
・情報不足(昔はバックパッカー専用の本だったらしいのですが、今は幅広い旅行者のニーズを反映して、貧乏旅行から豪華旅行まで取り扱っています。貧乏旅行をしている人にとっては高級ホテルや高級レストランの情報は重要ではありません。安宿の情報もあることにはあるのですが、現地に行って探したり、Booking.comで探した方がより安い宿が見つかります。)新しい年度版が発売されても、内容が全く変わっておらず、地図が時代遅れだったなどということは度々聞きます。
アフリカに行った時に東アフリカ編を買って行ったのですが、ルワンダに4ページしか割かれておらず、その中でも国情報とホテルで2ページ割かれていたので、実質2ページしか観光地情報がなく、行き方も書かれてないのでなんの役にも立たなかったのを覚えています。マイナーな国に行くならオススメしません。
・旅慣れてくると巻末が邪魔(巻末にある出国手続きの方法などは海外旅行に慣れていない時にはありがたい情報なんですが、インターネットでも調べられますし、旅慣れてくると、ここがなくなったらもっと薄くて軽くなるのにな〜なんて思い始めます。)
・一部の人気国しか電子化されていない(海外を周遊する時には何冊も持っていくわけにはいきませんよね。重いし、邪魔になります。そうなると電子書籍として持ち運ぶのが便利なんですが、まだまだ電子書籍化が進んでいるとは思えません。世界一周旅行者なんかにとっては辛いですね。2015年8月 現在38タイトル。ただ5月の時点で10タイトルしかなかったので、これからもどんどん電子書籍化が進んでくるのを期待したいですね。)地球の歩き方 電子書籍
・日本人の象徴であり、狙われる可能性が高まる(歩き方を持っている=日本人だとスリの間では知られているので、治安が悪い所では歩き方を持ちながらブラブラしない方がいいです。黄色い表紙=歩き方だと認知されているので、旅人の中には表紙だけ破き捨てて持ち歩く人もいるみたいです。)
・日本でしか売っていない(買い忘れるとアウトです。留学中などは日本から郵送してもらうしか手がありません。時々海外の安宿に置いてあることもあります。)
一方、世界シェアNo.1のガイドブック「Lonely Planet」
ロンプラ インド編は世界で唯一信頼できるインドのガイドブックらしいです。
メリット
・情報量が半端じゃない(地球の歩き方とは比較にならないほどの情報量です。あまりメジャーではない所行きたい人にはオススメです。まず日本人は行かないような場所の情報もありますし、行き方やそこまでの大体の値段もちゃんと乗ってるのでぼったくられる心配もなく、非常に心強いです。)
・カバーしている地域が多い(地球の歩き方にはない、ブルキナファソなんてマイナーな国もカバーしています。)
・情報が割と正確(ロンプラにはライターの名前と写真が必ず記載されています。この情報は私が責任持って調べましたっていう証です。)
・広告が一切ない(お金をもらって記事を書いたらそのライターは即クビになるそうです。)
・外国人と友達になれる(多くの欧米人がロンプラを持って旅をしているので、ロンプラに書かれている宿に泊まると必然的に、欧米人に会う確率が高まります。ロンプラを持っているということは、ある程度英語が話せるということにもなるので話しかけられる率も高まります。英語力も上がって一石二鳥ですね。逆に日本人からは声をかけられなくなりますが・・・。)
・多くの書籍が電子化されている(何カ国も周遊する人には最高です。欲しい部分だけダウンロードすることもできるのでコスパも良いです。公式サイトでもAmazonでも買えます。)
・世界中大体どこでも買える(現地調達が可能。)
デメリット
・重い(情報量がある代わり分厚いです。ただ電子書籍を買えば問題無し。)
・読みにくい(写真が全然ないです。白黒ですし・・・。)
・値段が高い(広告がない代わり値段が高いです。大体3000円くらいします。歩き方が1800円くらいなので沢山買うと地味に痛い出費になります。)
・全て英語で書かれている(日本語版もありますが、日本語が変なのと数が少ないです。英語が得意な方は問題ありません。ただトラブルに巻き込まれて、頼りになるのがガイドブックしかない時、やはり日本語で書かれている歩き方のほうが確実に読めるという点で安心感はあります。)
・日本で買うなら基本Amazonくらいしか選択肢がない。
<結論>
まとめるとメジャーな観光地にしか行かない人、何カ国も連続して周らない人、あまり英語に自信がない人は「地球の歩き方」が良いと思います。
逆にメジャーな観光地だけじゃなくマイナーな観光地や現地人しか知らないような場所にも行きたい人、ある程度英語に自信がある人、何カ国も周遊する人、外国人と仲良くなったり、現地に根付いた旅をしたい人には「Lonely Planet」が良いと思います!