コンプレット / Completto

レビュー記事開拓者おすすめ☆8以上開拓者好きなんですけ度☆8以上
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デザイナー: Heinz Meister
アートワーク:
出版社Möbius Games, Schmidt Spiele(cited from)
参照 BoardGame Geek

数字を並べるだけの簡単なゲームだけど、駒を引くのが楽しいゲームです。(かや)

ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値

NEZ
NEZ

数字を昇順に並べていくだけなのに、麻雀的な面白さがあるゲーム。上下反転しても読めればOKと言うのが面白いね!

かや
かや

1~100までの数字を順番に並べるゲームで、大人から子供まで楽しめるゲームです。年末年始に家族で遊ぶのにぴったり!

えんづ
えんづ

「もう一回」の無限ループ

NEZおすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
かやおすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
えんづおすすめ度:8 out of 10 stars (8.0 / 10)
Average:7.3 out of 10 stars (7.3 / 10)

各レビュアーによる個別レビュー

NEZのレビュー

数字を昇順に埋めていくだけのゲーム。麻雀っぽい待ちを埋めていく面白さが癖になる。

数字を左から順番に昇順に揃えていく事を競うゲームです。同様のゲームにラック・オーがありますが、こちらは何と言っても木製タイルが素晴らしいですね。数字のフォントもとても好きです。

さて、コンプレットのゲーム内容についてですが、プレイヤーには木製タイルが規定枚数配られます。一部は始めから数字の書かれた表向きの状態で配置することになりますが、それ以外は裏面のままです。目的としてはこれらの裏向きのタイルをいち早く全て表向きにする事になります。この時、表向きの数字は全て昇順になっている必要があります。

手番では中央の裏向きタイルの山から1枚選択して表向きにし、それを昇順のルールに従って自分の裏向きタイルと交換します。もし、ルールに従った交換が出来ない場合は、表向きのまま中央の場に戻されてしまいます。ゲーム序盤は置ける場所も多いため、サクサクと進んでいきますが後半になるにつれて置けない状況が増えてきて、タイルを引く時に思わず気合いが入ります。このタイル引きの気合いの入り方は麻雀を遊んでいる時の牌を引く感じに似てますね。楽しい。
後半になるに連れて、置ける場所が限られてくる事に対して、何か手を打てないのかと言うと、そこは手番に出来るもう1つのアクション「裏向きタイルの移動」があります。これによって、自分の裏向きタイルを任意の場所に移動する事ができます。もちろん「30・35」のように表向きタイルが2つ並んでいる箇所の間に入れる事もできます。この移動だけで1手番消費してしまうため、出来る限りやりたくはないのですが、どうしても待ちを増やすためにやらなければならないシーンが出てきます。

また、その他にもアクセントになっているルールがあります。例えば、タイルを配置する際に「11・12」のような連番になった時に発生する連続手番のルールです。上手い事、連続手番になるタイルが引けたり、誰かが中央に戻したタイルが自分の連続手番になるタイルだったりすると、ちょっと小躍りしたくなります。この辺りのちょっとした盛り上がりの連続が単純なゲームに抑揚を与えていて、単調なプレイ感にならないような工夫となっているように思います。

タイルの数字にも工夫があり、わざと「66と99」や「18と81」などの上下が分からない作りになっています。これは「66でもいいし99でもいいよ」と言う事であり、「あー、これ使えないじゃん。・・・あれ?でも反転すれば??」と言った形で助けられたりします。タイル自体は1~100まで1つずつの数字しかないため、この反転はありがたいですね。

木製タイルの手触りも最高で、ルールも簡単なのでボードゲームへの入門としてとてもいいのではないでしょうか?2021年に日本語版が発売されるラッキー・ナンバーとどちらが好きかは好みになりますね。両方持っててもいいんですよ?

こんな人におすすめ

麻雀が好きな人、ボードゲームの導入にもどうぞ

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
自分は好きですけ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)

かやのレビュー

数字を並べるだけなので、ちょっとしたおしゃべりを交えながら遊べます。

コンプレットは、数字を並べるだけのゲームです。

たったそれだけのシンプルなゲームに以下の3つのポイントを加えるだけでとても面白いです。

面白いポイント

①2,3や5,6といった連番になる数字を引ければもう1回駒が引ける

②6をひっくり返して9にしたり19を61にしたりというちょっとしたひらめき

③1手番つかって駒を引かずに数字の並べ変え

連続になる数字を引ければ単純に強かったりするので、Lucky Numbersは同じ数字がプレイ人数分あるのに対してコンプレットは1~100までが1個ずつなのでコンプレットのが運要素が強いと思います。

麻雀のように可能性の高い「待ち」をつくるほうが勝率はそれだけあがりますがなぜだか1点張りのようななぞの貼り方をした人が勝つときってありますよね。

うまく欲しかった数字が引けれるとすごくうれしい!

引けなくて悔しい!が交互に発生するので年末年始こたつではじめれば夜中までずっと遊べます。

似たゲームにLucky Numbersもあるので気になった方こちらの記事も読んでみてね。

こんな人におすすめ

むずかしいことは置いておいてゲームを囲んでおしゃべりしたい人。麻雀が好きな人。

ルールの複雑さ:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
運の要素:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
おすすめ度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
自分は好きですけ度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)

えんづのレビュー

ボドゲ初心者を引き込むのにぴったりの軽さと中毒性。

数字を小さい順に並べる。たったそれだけのルールなのに、何度もやりたくなる不思議なゲームです。

裏になっている木駒を、場から引いた木駒と交換していって、最初に全て交換できたら勝利。木駒には1〜100までの数字が書かれていて、左から小さい順にしか並べることができません。ただし、19を61のように、逆さでも読める数字は任意の向きで使うことができます(69と96が一瞬向き変えれるんじゃないかと思うのは私だけじゃないはず)。

という極めてシンプルなゲームですが、連番の木駒を引けたときは連続手番がもらえるというルールがいい味を出してます。例えば1と3を手にしたときにどう配置するかで、その人のボードゲームのプレイスタイルがうかがえるでしょう。

どこにどの数字を置くか、いつ手牌を入れ替えるかというところに戦略性はあるものの、結局の所「引けたやつが勝つ」というのが個人的にとても好きなゲームです。お正月に運試しに夜な夜なやりたいゲームですね。

非常にシンプルなルールなので、ボードゲームをやったことない人にも勧めやすいです。しかも不思議と中毒性があるので、ボドゲ沼への勧誘にもってこいのゲームではないでしょうか。

こんな人におすすめ

ボードゲーム友達を増やしたい人。
ギャンブル好きな人。
運試しがしたい人。

ルールの複雑さ:1 out of 10 stars (1 / 10)
プレイヤー間の駆け引き:3 out of 10 stars (3 / 10)
運の要素:8 out of 10 stars (8 / 10)
おすすめ度:8 out of 10 stars (8 / 10)
自分は好きですけ度:10 out of 10 stars (10 / 10)
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