摩天楼群を築く一大プロジェクト。魅力的なプレゼン模型で、評議会議員を虜にしよう!(NEZ)
ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値
3つの高さに分かれたビルに上手に歩道を建設していくパズル要素の強いゲーム。シンプルだけど、だんだんと出来上がる模型は満足感あるね!
サクサク進む、立体パズルゲーム!雲の上に建物建てようって設定がかっこいいよね。
猫の額のような土地にスカイスクレーパーを作り上げ、空中歩道で連結したら点数獲得!ブロックやレゴ遊びに通ずる楽しさがありますね。
NEZおすすめ度: | (6.0 / 10) |
かやおすすめ度: | (5.0 / 10) |
やすやすおすすめ度: | (5.0 / 10) |
Average: | (5.3 / 10) |
NEZのレビュー
タイル配置で立体パズル。ソロ感強めだけど、模型が出来上がっていくのは楽しい。
フィル・ウォーカー=ハーディング氏による立体パズルゲームです。
ある都市で雲の上に届くビル群を建設し、そこに歩道を通していくと言う大きなプロジェクトが持ち上がり、プレイヤーは建築家として自分の計画を模型にして見てもらおうと言うテーマです。
模型を作るテーマなのですが、本当に立体模型が出来上がっていくのが楽しいですね。
ゲームは3×3(人数によっては、4×3)にタイルを配置していくだけです。手番が回ってくるとプレイヤーは既に配置済のタイルに隣接する形で手札のタイルを1枚配置します。タイルには、ビルを建てる位置と高さが指定されており、タイルを配置したらすぐに指定されたビルを置いていきます。
その後、直線上にある同じ高さのビルの間に歩道を作るわけですが、一筆書きのような形にしか歩道は作れません。そして、この歩道の長さによって得点が入ります。歩道の数は有限で早い者勝ちとなっていますが、最も長い8点の歩道以外は全然足らないと言う事はなく、ゲーム終盤に「もしかしたら、次の手番にはないかもしれないなー。」と言うものが1種類あるかないかと言う程度です。
ビルの高さは3段階あり、高さが違えば歩道を交差させる事も可能なので、どうやって配置したらより多くの歩道を作る事ができるかを立体的に考えていくのが面白いです。
また、追加ルールとして、特別なリクエストと言うものがあり、これを導入した場合は「歩道のないビルは-2点」とか「環状の歩道ができたら+3点」などのように追加の勝利点が発生させる事が可能です。
個人的には、初めて遊ぶ段階からこの特別なリクエストを導入したほうが面白いかなと思います。
ソロプレイ感は強めで他のプレイヤーとの絡みは歩道の早取りと場のタイル補充くらいですが、ルールが簡単で30分程度でサクッと終わるので、ゲーム会の隙間時間に遊ぶのにちょうどいいのではないかと思います。
ルール和訳は作成してありますので、気になる方はこちらからどうぞ。
ルールの複雑さ: | (4.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (3.0 / 10) |
運の要素: | (7.0 / 10) |
おすすめ度: | (6.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (6.0 / 10) |
かやのレビュー
超お手軽な立体パズルボードゲーム
クラウドシティは簡単に言えばタイルを配置して、橋をかけ、高得点を目指すゲームです。
シンプルな立体ゲームで、タイルを置いたら自動で建物が建築されます。
建築された建物に橋を架けるかは選択制で、都度判断ができます。
ポイントは橋は有限であること(先取り)、タイルは隣接するように配置することです。
最終的に、3×3の9マスの都市を完成させたら得点計算になります。
一度にかけられる橋で一番得点が高いのは8点の橋です。
8点の橋をかけるには、橋の下にタイルが配置されていないと橋をかけることができないので注意が必要です。
高得点を狙うために、タイルを配置しているうちに小さな得点の橋がとられてしまって最後に橋がかけられなくなる、ということもあるので橋の管理が重要になります。
橋が架けられなかった建築物は、マイナス点になってしまうのでうまくマイナス点を回避しつつ点数を伸ばすことが大事です。
また、建物の高さは3段階に分かれていて、ここがこのゲームの特徴的なところだと思います。
立体に交差する建物・・・私はあまり空間把握が得意ではないのであんまり得意じゃないなコレ、と思いましたがサクサクと進められる良いタイルゲームだと思います。
あとは雲の上に建物立てちゃおう!というクラウドシティっていう近代的な設定もカッコイイ。
ボドゲがはじめての人が遊ぶのにはルールもシンプルかつ、橋が有限なこととタイルのめくり運でちょっとしたプレイヤー同士の駆け引きもある良いゲームだと思います。
ルールの複雑さ: | (3 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (6 / 10) |
運の要素: | (6 / 10) |
おすすめ度: | (5 / 10) |
自分は好きですけ度: | (5 / 10) |
やすやすのレビュー
高層ビル建築は斯くも楽し。
限られた選択肢から光明を探り、ひらめきと柔軟さで点数を積み重ねるタイプのゲームですね。毎手番(なんなら初手番から)理想とかけ離れたタイルを配置させられることになるので、それを上手いこと破綻させないように摩天楼を建てていくことになります。複雑に入り組んだ近未来スカイスクレーパーを作るので、不器用なぼくなんかには、ピンセットがあってもいいくらい~。
ゲーム進行は、自分でタイルを引き、自分の場で建設し、自分で架橋することになるため、他プレーヤーとの関りはかなり薄いと言えます。後手番プレーヤーの盤面を見て、タイルのカットや橋の早取りなどのインタラクションも取れますが、そもそもタイルの現れ方はランダムであり、それほどバリエーションもありません。アブストラクトに近いゲームシステムでありながら選択肢が広くないため、総じてライトなプレイ感になるのかな、と思いました。
ルール説明・セットアップ・プレイ感・片付けまでがライトで、幅広いシーンで遊べる良作です。
ゲーム中は常に「こうした方が良さそう、そしてそれは何となくできそう」という感覚になるものの、なぜかそうできないというジレンマが、楽しめるポイントです。ただし、長い橋を架けるほど点が伸びるシステムになっているのですが、プレイ人数によりタイル数の調整がルールになく、2、3、4人と、遊ぶ人数によりプレイ感はかなり変わるかと思います。個人的には、4人プレイはままならない感覚でしたので、(未プレイですが)2人が良さそうに感じます。
ルールの複雑さ: | (4 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (4 / 10) |
運の要素: | (7 / 10) |
おすすめ度: | (5 / 10) |
自分は好きですけ度: | (5 / 10) |