2021年に最も印象に残ったボードゲームTOP3

特集ページレビュー記事
この記事は約12分で読めます。

2021年も終わりと言う事で、レビュアー陣が今年1年で遊んだゲームの中から、印象に残ったゲームトップ3を選出してみました!印象に残ったと言う事で、「面白かった」「コンポーネントがすごい」など選考基準はレビュアーごとに様々ですし、レビューに上がってないゲームもOKです。
それでは、レビュアーの皆さん、張り切ってどうぞ!!(NEZ)

ボドゲレビュアーズによるご挨拶とか

ヒゲ
ヒゲ

私の場合は、一年中フリーゼを讃えていたような気がしますが…
フリーゼ作品以外で今年プレイして面白かったゲームでも書きましょうかね。

NEZ
NEZ

今年はなかなかオープン会にも行けなかったので、母数はそんなに大きくないですが、その中でも良かったものを選出してみました!

かや
かや

TOP3とか決めるのむずかしいなぁ~遊ぶメンツと気分によるけど個人的によく遊んだもの・2022年も遊びたいものを選びました。

えんづ
えんづ

あまり新作を追いかける方ではないので、今年っぽさに欠けててすみません(苦笑)。今年プレイして何かしらの衝撃を受けたものを選んでみました。

やすやす
やすやす

今年も、皆さんのお陰で数多くのゲームで遊ぶことができました~。「いろんな意味でインパクトがあったゲーム」を取り上げてみたいと思います。来年も、もっともっと同卓の声をかけてくださ~い。

各レビュアーによるランキング

ヒゲが2021年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:オートモービルズ

まず、Martin Wallece作の『Automobile』ではなくて、David Short作の『Automobiles』です。

これね。AEGの乗り物シリーズ第3弾なのだとか。

こちらのゲームは実はずっと(たぶん3年くらい)探していて、全然見つからなかったのですがゲームマーケットの中古販売のブースに売られているのを発見! 念願叶って購入することができました。

「中量級のバッグビルディング」。バッグビルディング+レースってのは他に思いつかない。
カード(キューブ)効果ゴリゴリのアメゲーだけどこれはいける。
なお、買ってすぐBGAでできるようになったのは内緒。しかも拡張込みとは…

第2位:カードカソンヌ

カルカソンヌとはなんだったのか。もはやそんな哲学的疑問を抱く作品。カルカソンヌカードゲームという触れ込みだが、カルカソンヌ感はゼロ。でも普通にいいユーロゲーム。

手番が来たら①手札からルールに従ってカードを1枚出すか、②カード列を引きとるためにミープルを置くかのいずれかを行うだけ。簡単。ミープルはラウンド中に1回しか置けないので、そのタイミングでジリジリするゲーム。いつも欲をかきすぎて負ける。今日から私は「強欲な壺」だ!

禁止カードの代名詞

第1位:蒸気の時代DX

プレイした次の日もそのゲームのことばかり考えてしまうようなゲームは7年ほどのボードゲーム歴の中でも数えるほどしかありません。そのうちの1本になりました。

中古で買ったら拡張マップたくさん入ってた

まぁ、説明不要でしょう。拡張マップもやっていきたい所存。
オンライン蒸気会にもたまにお誘いいただきありがたい限りです。次こそは勝ちたい…‼

ヒゲ
ヒゲ

全体の印象としては新作の軽いゲームでは当たりが多かった&リメイク再販により過去の名作にスポットが当たった、2021年。
来年は対面でのボードゲームがもう少しできるようになるといいなぁ。

NEZ が2021年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:テラフォーミングマーズ・アレスエクスペディション

はい。と言う事で、まずはテラフォカードゲームとして発売されたテラフォーミングマーズ・アレスエクスペディションです。テラフォにヴァリアブル・フェーズ・オーダーを導入し、究極までインタラクションを排除していく事でゲーム自体を簡略化した作品です。ソロプレイ感はかなり強めなのですが、ゲーム終了と同時に「あれ?テラフォってこれでよくね?」と思わず言ってしまうぐらいのテラフォ遊んだ感があって、びっくりしました。そうは言っても、カードゲームなのに2時間くらいかかってるのはさすがテラフォ。言語依存が大きいので、日本語版が出たらマストバイ案件です。

第2位:ワーリング・ウィッチクラフト

世の中には、なんだかよく分からないけど異様に好きな物ってありますよね。
ワーリング・ウィッチクラフトは今年のそれに当たりました。今年のエッセンシュピールで、スカウトアクション3位となったドラフト&エンジンビルドで相手をバーストさせると言う一風変わったゲーム。コンポーネントもなかなか凝っていますね。ひたすら右を殴って、左に殴られるゲームなので、好き嫌いはあると思いますが、僕はなんかよく分からないけど好き。
プレイ時間も30分あれば終わるので、軽率に2回連続で遊んでみたりしちゃいましょう。ほら、イエス・キリストも「右の頬を叩かれたら、左を差し出しなさい」って言ってるじゃないですか?

第1位:蒸気の時代DX

と言うことで、私NEZの今年ナンバーワンは『蒸気の時代DX』でした!元々、同じワレスの鉄道ゲーム「レイルウェイズ・オブ・ザ・ワールド」シリーズは好きだったので期待していたのですが、これは強烈に面白い!!手番順競りから、特殊アクション選択の流れは激熱!!甘えは許されず、インタラクションに次ぐインタラクションの厳しさに痺れました!!
また、ここ数年のトレンドとして、過去の名作の再販が挙げられると思います。この蒸気の時代DXもその1つである事も踏まえて、1位とさせて頂きました!!

NEZ
NEZ

名作、新作様々な角度から面白かったものを挙げさせて頂きました。来年も楽しみなゲームがいっぱいです!カーネギー、フィヨルドなんかはマストバイ!あとはビヨンド・ザ・サンの日本語版が出て欲しいー!!

かや が2021年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:ラッキーナンバーズ

四葉のクローバーの見た目がかわいく、バリアントルールを追加したり楽しみ方がいろいろなのでとても楽しい!ラッキーナンバーズというとおり、戦略と運のバランスが絶妙で「もう一回やる!」とずっと遊べるたのしいゲームです。

かや
かや

ラッキーナンバーズは過去記事でも取り上げているから読んでない人はこちらから読んでね▼

ラッキーナンバーズのレビュー記事を読む

第2位:スカルキング新版

トリテは、ザ・クルー深海も面白かったし、ポテトマンも楽しかったけどやっぱりスカルキングが楽しすぎます。「Yo-Ho-HO」と何回トリックを宣言する時点でもう楽しい。

新要素の白鯨ですべてが白い世界になる!(ドン

荒れ狂う海に挑みながら、みんなでわいわい遊べていつでも遊びたいなということで選びました。

かや
かや

スカルキング新版は、まだ国内では流通してなくて海外版のみなので、遊びたい人は輸入になるよ。和訳はNEZさんが作ったのを過去記事内からダウンロードできます。

スカルキング(新版)の記事を読む

第1位:PARIS

フランスの不動産投資家になって街を発展させて勝利点を稼ぐエリアマジョリティとアブストラクトのばちばちゲーム。いつエリアマジョリティを出し抜かれるか、どのタイミングで終了フラグを引くのか悩ましすぎます。

ボーナスタイルで点数を稼ぎつつエリアもとるので、プレイヤー間の目的がちょっとずつずれてるから邪魔したいけど、自分の目標もあるしでこのあたりのバランスとボーナスタイルの選びどころが面白すぎます。あと前半のタイルめくりも楽しい!

かや
かや

ハラータウやワイナリーもお気に入りだけど、カード効果が強すぎたり、やりたいこととかみ合わなかったりするので、PARISのが自分の目標を定めつつ後半じっくりやりたいプレイに集中できてバランス良し!な気がしました。

えんづ が2021年に印象に残ったゲームTOP3

第3位:将棋

これをボドゲに数えるか否かは諸説あるとして、今回は入れさせてください。

近所のばあちゃんちの将棋会に誘われてひっさびさに将棋を指しました。小さい頃になんとなーくやったことはあったけどいまいちよくわかって無かったです。しかし数年ボドゲを嗜んだあとに将棋をやってみると、数手先(3手ぐらいが限界だけど)を考えて指してる自分にびっくりでした。あぁ、今まで遊んだボドゲの成果が今ここに!!という瞬間を味わえたゲームです。

読書とかもそうですが、数年寝かせて再挑戦すると当時の自分との違いが発見できていいなーと思います。昔やってみたけどいまいちはまらなかったボドゲを再発掘してみるの、おすすめですよ。

第2位:ガンツシェーンクレバー

自分がサイコロ好きなんだなーと確信を持てた作品。

サイコロ転がして出た目のところを埋めてボーナス取りつつ高得点を目指します。サイコロ使ったビンゴといったところでしょうか。

サイコロって中毒性がやばいですね。次は出せるんじゃないか、次こそ出るんじゃないかと無限にやりたくなります。

目指せ300点!!

第1位:ラッキーナンバーズ

こんなに毎日遊んでも飽きないゲームがあるのかと言う衝撃作。リアルではまだ2回しかできていないのですが、BGA含めたら間違いなく今年1番遊んだゲームです(この半年くらい毎日やってる)。

数字を引いて並べてくだけなんですが、引くときの「…こいっっ!」って感じが楽しくて無限にやれます。1ゲームが短いのもいいですね。

今年はラミィキューブ、コンプレット、ラッキーナンバーズと数を並べるゲームをよく遊んだ1年でした。そしてこの手のこのくらいの重さのゲームが1番好きなんだなと気づけた1年でしたね(テラフォとかカタンとかテラフォも好きだけど)。

サンタさんが今年いっぱいボドゲしたご褒美にプレゼントしてくれるそうなので、来年はリアルでもたくさんやること間違いなしです(12月23日に書いてます)。

えんづ
えんづ

ボードゲーム始めて日が浅いのでいまいち自分の好きな系統がわかってなかったのですが、今年ようやくサイコロと数字並べるのがすげー好きなんだと確信できました。

来年はそのへんのゲームをガツガツ発掘していきたいです。

やすやす が2021年に印象に残ったゲームTOP3

(いろんな意味で)印象に残ったゲーム、ということで、今年のトップ3を選出してみました~。いずれも、今なおプレイ時に湧き上がった感情やコマやカード手触りを克明に思い出せる、まさに今年のボド活を振り返るのにふさわしいチョイスになったと思います。

第3位:ファクトリア

ファクトリア

やすやす
やすやす

選考理由:終了時の得点で、信じられないくらいの大差がつき大負けしたから。(拡大再生産は苦手だから熟考してたつもりなのに徒労に終わった

なんか、いきなりすみません、こんな理由で…。ただ、あまりの衝撃に頭がクラクラしそうなほど負けたんですよ、ほんと。トップと7倍以上の差で。点数計算のときは、いったい何が起きてるのか分からなかったです、そのまま気を失うかと思いました。

ファクトリアは、純粋に拡大再生産だけするゲームです、他の要素はほぼないですね。苦手ジャンルと分かっていたので、気を引き締めて挑んだのにこの結果…自分の中では伝説のゲームとなりました。気になってSNSで他の人の負けっぷりも探しましたが、こんな人はいませんでしたね(当たり前)

第2位:NEMESIS <ネメシス>

ネメシス

やすやす
やすやす

選考理由:フレーバーとシステムの一体感のレベルが高くて、とてつもなく高いから。プレイ前に想像していた次元を軽く超えてきました。

抽象的なイメージを具体的な物品へ落とし込むことには、高度な能力が求められると思います。特にゲームという派手に制約がついた入れ物に収めることは、殊更に困難でしょう。しかしそれを細部に至るまで突き詰め、「ゲームとは楽しいもの」という前提を担保したまま作り上げた力に驚愕しました。ゲーム開始から終了までのリプレイは、きっと1つの映画作品のようなものになることでしょう。

フレーバーの再現作品として「もしかして映画よりもこっちが先なのでは?」と錯覚するほどの完成度の高さがあり、ボードゲームとして遊んでも素晴らしいクオリティとなっています。(映画の)原作ファンもボードゲームファンも、思わず唸るほどの作品になっていると思いますね。

第1位:Cat in the box <キャット・イン・ザ・ボックス>

やすやす
やすやす

選考理由:トリックテイキングの楽しさを教えてくれたから。 このゲームに出会わなければ、トリテ全廃論者になっていた可能性も。(んなわけない)

このゲームの登場まで、トリックテイキングゲームに対して苦手意識がありました。苦手といってもプレイがそのものが苦手というわけではなく、勝っても負けても何が楽しいのか分からない、といった具合です。そんなぼくの意識に、今年でっかい風穴を空けてくれたのがキャット・イン・ザ・ボックスでした。

プレイされたスートとランクが可視化されることで、場をコントロールしている・されている状態が誰にも分かるようになり、そうしてコントロールした・された結果がパラドックスというフレーバーに上手く乗って、「今回のラウンドはどこが楽しかったのかが全員に共有」されるのです。

これは、ぼくにとって驚嘆すべき発明でした。いつも楽しさの蚊帳の外にいたぼくの魂は、このゲームによって召され救われ、そしてトリテの沼に沈んでいったのです。それはまた、別のお話で…。

レビュアーたちの印象に残ったゲームまとめ

やすやす
やすやす

さて、これでレビュアーたちのランキングが出そろいましたよ~。下に、一覧表にしたものを貼っておきますね最後に、皆さんひとこと、感想などをお願いします。

レビュアー1位2位3位
ヒゲ蒸気の時代DXカードカソンヌオートモービルズ
NEZ 蒸気の時代DXワーリング・ウィッチクラフトテラフォーミングマーズ・アレスエクスペディション
かやパリスカルキング新版ラッキーナンバーズ
えんづラッキーナンバーズガンツ・シェーン・クレバー将棋
やすやすキャット・イン・ザ・ボックスネメシスファクトリア
2021年に、とある宿屋のボドゲレビュアーズたちが印象に残ったゲームリスト
ヒゲ
ヒゲ

新作を熱心に追いかけるタイプでもないですが、2021年は二極化が進んだ年だ思っています。
ラセルダを中心とした超重ゲーVSランキングにも挙がったラッキーナンバーやレビュー済みのラマダイスなどのぶっちぎり軽ゲーの構図。2021年で中量級の代表格っていうとあんまり思いつきません。中量級好きの私としては、2022年は素晴らしい中量級の新作に期待!

NEZ
NEZ

蒸気の時代が今年遊んだ中では頭1つ抜きん出ていた印象です。女性陣はラッキーナンバーが好印象なんですねー。新版のコンポーネントかわいいもんね。

かや
かや

蒸気の時代とラッキーナンバーズが2名のレビューアーに人気でしたね。実はこれらは2021年の新作じゃないけどデラックス版になったり日本語版になったりと、面白いものは長く愛されて時代を超えても市場に出回るのだなと思いました。

えんづ
えんづ

アルママータやプラハなんかの重たいやつも面白かったですが、今年は個人的にはかるーく無限に遊べるゲームが大ヒットでした。こういったゲームはボドゲやったことない人にもすすめやすいので、色んな人とたくさん遊びたいなと思います。

やすやす
やすやす

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!2021年の印象に残ったゲーム、いかがでしたか。来年もこの、「とある宿屋のボドゲレビュアーズ」をよろしくお願いします~

タイトルとURLをコピーしました