フリーゼが放つ緑でもFでもないゲーム!?
トリテ好きのためのトリテ。毎ラウンド、違うルールで遊ぼうぜ!(ヒゲ)
ボドゲレビュアーズによるオススメ度の一覧と平均値
緑でもFでもないフリーゼ作のトリックテイキングゲーム。
なんとサニーバードから日本語版発売!
同様のゲームにオン・ザ・カーズがあるけど、こちらのが遊びやすい印象。少なくともマストフォローのトリテではあるからね!
基本的にはマストフォローのシンプルなトリテ・・・なんだけど、各プレイヤーがルールカードを投げ込んで「そのルールやめてぇ(泣)」ってなる楽しいトリテです。
トリックテイキングにおける、ルールのランダム生成マシンですね。基本ルールやカード構成などは一般的で、そこにスパイスとしてルールの変更・追加が行われるわけです。
ヒゲおすすめ度: | (6.0 / 10) |
NEZおすすめ度: | (5.0 / 10) |
かやおすすめ度: | (6.0 / 10) |
やすやすおすすめ度: | (4.0 / 10) |
Average: | (5.3 / 10) |
各レビュアーによる個別レビュー
ヒゲのレビュー
私とトリテとフリードマン・フリーゼ。
きっとルール説明は他のレビューアーがしてくれると思うので、私の思いをぶちまけようと思います。
私はトリックテイキングゲームと同時期くらいにフリードマン・フリーゼのゲームにハマりました。
そして、当時この2つの条件に当てはまるゲームを買いました。『トリックマイスター』です。
緑でもFでもないフリーゼのゲーム、しかもトリテじゃん!っと思いドイツから輸入したのを覚えています。当時からもレアなゲームで、たまたま売っているサイトを見つけて速攻でポチりました。
執筆時の2021年では、オークションサイトなどに出品されると1万円前後の値段で取引されているレアゲームになっています。
そんな2021年11月12日、ゲムマ前の『暮しとボードゲーム』の生放送を見ていたところ、サニーバードの平さんが「初出し情報がありまして…」と見覚えのある黄色い箱を取り出しました。
そう、トリックマイスターです。
そして「フリーゼが本当に作りたかったトリックマイスターを出します。」とのこと。
詳しくは分かりませんが、すでに販売されているトリックマイスターは出版元のAMIGOからの編集が入り、本当にフリーゼが出したかったものとは少し違った形で出版されていたということです。
緑のパッケージで完全体となるトリックマイスター。楽しみで仕方がない!
フリーゼを讃えよ! そしてありがとう、サニーバード!
…このままでは全くレビューになってないので少しだけゲーム内容についても触れよう…
AMIGO版のルールならベスト人数は4人。
3人だと1枚ランダムで山札からルールカード1枚追加、5人だと1人ルールカードを出さない人が出て全プレイヤーの思惑がルールに反映されないので、どうせなら4人で!
(11月ごろに書いた記事だったのですが、なんと翻訳とルール構成として携わらせていただけることになりました。頑張ります!)
ルールの複雑さ: | (4.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (6.0 / 10) |
運の要素: | (5.0 / 10) |
おすすめ度: | (6.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (8.0 / 10) |
NEZのレビュー
毎ラウンドルールが変わるトリックテイキング。最低限トリテの体は成しているので比較的遊びやすいが、ルールをまとめ上げる事ができる経験値は必要。
フリードマン・フリーゼ氏によるトリックテイキングゲームです。
基本的には切り札無しのシンプルなマストフォローのトリックテイキングゲームです。ええ、基本的には。
「基本的には」と言うからには、当然何かがあるわけなのですが。
天下の奇才フリーゼ。何をしでかしたかと言うと、後付けでルールを追加するようにしたのです。
どういう事かと言うと、ラウンド開始時に様々なルールが書かれたカードを各プレイヤーに配り、その中から1枚選んで場に出す事で、シンプルなマストフォローのトリテにルールを追加していくのです。ルールの追加は「絵札を取ったら加点」などのように得点に絡むものや、切り札スートの指定、次のリードプレイヤーは誰になるのかなど様々です。
どんなルールが出てくるのかはラウンドが始まってみないと分からない事もあり、自分で手札のルールカードから追加のルールを選ぶ時も、「このルール追加したら、なんか阿鼻叫喚になるんじゃない?自分もやばいけど。」とパーティ感覚でルールを決めていくのが面白かったです。もちろん手札と相談しながら、しっかりと追加するルールを吟味してもいいのですが、結局他のプレイヤーがどんなルールを追加してくるか分かりませんしね。
同じようなゲームにオン・ザ・カーズがありますが、印象としてはトリックマイスターのほうが断然遊びやすい感覚です。なぜなら、オン・ザ・カーズは場合によってはトリックテイキングの体を成さない場合もあるのに対して、トリックマイスターは少なくともマストフォローのトリックテイキングであると言う大前提の元にルールが追加されていくからです。
しかしながら、複数のルールが一気に追加になったり、切り札の考え方にちょっと癖がある事から、1つ1つのルールをしっかりと把握し、矛盾なくルールをまとめ上げるにはボードゲームに慣れた方が必要だとは感じました。
トリックテイキングゲームの中でも、割とパーティ感覚でワイワイと遊ぶのにはいいゲームだと感じましたが、ルールの読解力に長けた方を入れて遊ぶのをお勧めしたいかなと思います。
ルールの複雑さ: | (7.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (5.0 / 10) |
運の要素: | (6.0 / 10) |
おすすめ度: | (5.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (6.0 / 10) |
かやのレビュー
いろんなトリテのルールで苦しみたい人はぜひマイスターに挑戦してください。
トリックマイスターは、4種類(4色)のカードが1~15まであるマストフォローのトリテです。
基本的にはシンプルなトリテで、マストフォローで数字比べでトリックを取れば加点されていきます。
うん、基本的には・・・基本的にはシンプル!!
が、プレイヤー人数により、ルールカードがトッピングされます。
このトッピングがトリックマイスターの面白いところです。
私が遊んだときは
・とりあえず3枚右隣にドラフト
・赤色が切り札
・「そのカードに書かれいている数字(例えば8)」が切り札
・2番目に強かった人がトリックを取る
・黄色いカードを取ったら1枚につきマイナス1点
・トリックに含まれるスートが多いほど加点される
・取ったトリックに含まれるカードのうち1枚を選んで除外しても良い
などがありました。
ルールは手札を見てから選べるので、自分が有利になるルールを選べますが自分が選んだルールのほかに
マイナス点を貰うルールが含まれていたりすると計画が破綻します。
4人プレイだと4つのルールが混在するのでたまに特に意味のないルールも混ざったりしますが、おおむね自分の思い通りのルールにはなりません。
話だけ聞くと「そんなのでトリテになるの?」と思うかもしれませんが、わりとトリテでした。
私的には面白そうなルールを投げ込んでみんなが「うわ~」てなってるのを見るのが楽しかったです。トリテのルールを決めれるってこと自体が新しくて楽しい気がします。
一箱でいろんなトリテのルールを楽しめるのでお得感のあるトリテ、サニーバードさんから今度でるんだって。
中華風味なのか和風なのかよくわからないアジアンテイストなイラストも味があって素敵です。
トリテ好きはぜひプレイしてみてね。
ルールの複雑さ: | (7.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (7.0 / 10) |
運の要素: | (4.0 / 10) |
おすすめ度: | (6.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (7.0 / 10) |
やすやすのレビュー
楽しみの可能性は無限大ですが、楽しめるかどうかはあなた次第。
さてどうしよう、ルールが(ランダムに)変化するゲームはいつも少し悩みますね。ボードゲームの本体はルールとそれの調整にあるんじゃないか、と感じています。レビューなんていう烏滸がましいことをさせていただいているので、どこがそこにあたるのかを、ゲームごとに自分なりに考えるようにはしているからですが、ランダム生成に近い形だと「ハズレ」回もあったりするのでプレイ回数を重ねないと難しかったりします。
ってことで、オン・ザ・カーズ(やっぱりランダム生成トリテ)のときとだいたい一緒になったらすみません〜。そっちについては、以下のリンクをご覧ください。
「こいつ、違うゲームなのに同じことを書いて底が浅い奴!ボードゲーマーの風上にも置けない、レビュアーとして脳死。」と思われるかもしれませんが、そうなのです、そういう奴なのです…。ぼくのレビューのポイントは、こんな感じなので、それもいちおう分かってくださると嬉しいです。
基本ルールの説明は割愛いたしますね、とても「普通」なので。このゲームはその「普通」に1人1ルールを手札から新ルールをカードとしてプレイすることで、さまざまなルール同士の化学変化を楽しむゲームとなっています。ただし変化するといってもベースとしてのトリックテイキングから逸脱することは(全カードを見てないけどたぶん)ないので、(良くも悪くも)トリテゲームとして破綻するレベルまでは変異しません。
毎度毎度、自分がプレイしたカードに反するようなルールを他者に追加されたりするので、阿鼻叫喚しつつ強かにプランを練り直し、なんとかして勝利への道筋を描く、という楽しみ方になりますね。
配られた手札を見た上で各自1ルールを選択し追加するため、ゲームのポイントはそこからの突発的な軌道修正、にあります、それをゲーマーとして楽しめるかどうかですね。ぼくはわりと好きな方なので、楽しめました。
ただそうは言っても、もう少し何かあっても良かったように思います。手札とルールの組み合わせによっては、軌道修正が難しすぎゲームにならないラウンドもあると思いますし、ルールカードのプレイに条件はないため、生成されたルールにあまり意味がないこともあるでしょう。
本来はシビアな性質に感じるトリテというジャンルではありますが、これはパーティーゲームよりかなと思います。ルールの解読や他ゲームとの類似性にも興味があり、そのあたりのゲーム外ゲームをも楽しめないと、トリックマイスターの神髄には到達できないのではないか、そんなことを感じました。
ルールの複雑さ: | (6.0 / 10) |
プレイヤー間の駆け引き: | (6.0 / 10) |
運の要素: | (7.0 / 10) |
おすすめ度: | (4.0 / 10) |
自分は好きですけ度: | (6.0 / 10) |
ローグライトゲーム好きなので、わりと楽しめました(4か月ぶり2回目)。