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この番組は、計5カ国の留学を経験した2人が様々な国から留学経験のあるゲストをお招きしてお届けする、留学リアルインタビューPodcast番組です。

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キリマンジャロ登山で気をつけてほしいこと

投稿日:2016年10月19日 更新日:

1、レコメンデーションノートを見せてもらう

現地で手配する場合だが、大体のキリマンジャロツアー会社には情報ノートがある。そのツアー会社を利用した人が感想などを書くノートなのだが、オフィスで見せてもらおう。

日本人でよかったなーと思ったところだが英語で書くとツアー会社の人間にも読めてしまうのでツアー会社の悪いことを書くと消されてしまう。
Kili Climbersはたくさんの日本人が利用しているから日本語のコメントがたくさんある。もちろんタンザニア人には読めないのでここぞとばかりにこのガイドはやめたほうがいいとか、値引きした額が書いてあったりする。

例えばマラングルートで、はちぜろぜろドルでしたというように。800と書くと消されるからわざわざ平仮名で書いてあるのだ。
良いことも悪いことも書かれているので是非チェックしてみよう。大体何ドルくらい値引きできるのかわかる。実際、僕の1000ドルというのは結構安かったみたいで、1200ドルの人もいた。ちなみにネットで予約すると1300ドル。

2、チップは最終日に。

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情報ノートに「ツアー最終日にチップを払うのですが、チップの額でもめたので事前にチップ込みでツアー代金を払うと良いですよ」と書かれていた。ガイドたちはツアー会社から大してお金をもらっておらず、チップが重要な収入源になっているので最終日にチップを払うことになっているのだが、その額でもめるというのはよく聞いていた。

僕はそれを参考にチップ込みで払ったのだが、結果的には、ツアー会社からガイドたちにチップ込みで支払われていることが伝わっておらず、最終日に、チップを払え!ともめることになった。事前にツアー会社に払ったよと言ったのだが、ツアー会社に取られてしまい俺たちのところには入ってこないんだと言われ、結局揉めたので通常通り最終日に払うのが良いと思う。

3、チップの額はこれを参考に。

難しいのがチップの額。現地の収入事情も分からないし、いくら払えばいいのか難しい。Lonely Planetに書かれていたので参考にしてほしい。僕のロンプラは2012年版で、今と物価が変わっているので少し多めに払うと良いと思う。1グループにつきガイドが1日10〜15USドル、コックは8〜10USドル、ポーター1人につき5〜10USドルが目安。ガイド1人、コック1人、ポーター5人(食料や寝袋、ザックを運ぶ人)で6日で登ると450ドル程度かかる。結構な額だが、ポーターが重い荷物を持って1日10ドル程度で登っているのを見ると申し訳ない気になる。グループでいけば割れるのでお得。

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4、登山用具は無料でレンタル可能。

登山靴、ライト、手袋、アウター、トレッキングポールなど必要なものはツアー会社が無料で貸してくれる。僕は登山用具を持ってきたのだが、サイズも結構揃っているので持ってくる必要ない。

5、一方で持ってきてよかったなと思ったもの(レンタル不可)

(1)水筒

水分補給はマストだが、水を持っているポーターはどんどん先に行ってしまうから、自分で水を持つ必要がある。環境保護の観点からペットボトルは持ち込み禁止(見つかると罰金)なので水筒は絶対必要。キリマンジャロは天気が変わりやすく、曇りになったと思えばいきなりマイナスになることが結構あるので、ココアやコーヒーなどを温めた持っておける断熱マグは便利。大きすぎると邪魔になるし、小さすぎると水が足りなくなるので800mlはちょうど良い大きさだった。お湯はポーターが水を沸かして作ってくれる。

登山中とにかく水分補給の回数が多くなってしまうので、いちいち水筒を取り出すのが面倒な人はPlatypusが便利。形が柔軟に変わるのでパッキングしやすく、飲み終わったらたためる。バックからホースを伸ばして飲むからザックから水筒を取り出す必要がないのがすごく便利。

(2)モバイルバッテリー

ある程度登ってしまうと電波はなくなってしまうが6日間も山にこもるので、暇つぶしにテントで映画を見たり、音楽を聴いたりしていると電池がなくなってしまう。そのためモバイルバッテリーは持っておくと良い。僕はガイドに貸したりしてました笑

(3)ポンチョ

先ほど書いたがキリマンジャロは天気の移り変わりが激しく、半袖で過ごせるくらい晴れていたかと思えばいきなり曇ってマイナスになったり、雹が降ってきたりする。マイナスになってアウターを着ると、15分ほどですぐ晴れてきて暑くなったり、かと思ったら雨が降ってきたりでザックをおろしてカッパを着るのが面倒になる。ポンチョはザックを背負ってても着れるので便利。

当時僕はアフリカに住んでいたからキリマンジャロ登山基点の街モシまで飛行機で1時間程度で疲れもそんなになかったし、周りが肌の色の違う人しかいないという環境にも慣れていた。だから夜にモシに着いて次の日にはツアーを組み、その翌日に出発するという弾丸登山ができたが、日本からタンザニアに来たり、それが初めてのアフリカならば自分のようにすぐ登るというのはやめた方が良い。

そもそもモシまで20時間以上はかかるので(さらによく遅延する)疲労も尋常ではないし、アジアに旅行しに行くのと違って周りが皆黒人で肌の色が違うのでどうしても浮くし、アフリカ=怖いというイメージを持っている人も多いので精神的にも疲れると思う。疲れが溜まったまま登山すると高山病にかかりやすくなり登頂率も落ちるし、そもそも登山自体が大変なので日程に余裕を持ってスケジュールを組むのをお勧めする。

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キリマンジャロの入山料や物価も年々上がっている。4年前(2012年)には850ドルでいけたのが今(2016年)は値引きして1000ドルと150ドル値上がりしてる。タンザニアは今ものすごく発展していて年々物価が値上がりしている。また、キリマンジャロ山頂ではアフリカで唯一の氷河が見れるのだが地球温暖化で年々小さくなっているらしい。早ければ2022年、遅くとも2033年には氷河が溶けてなくなるらしいので時間があるなら早めのチャレンジをお勧めする。

次ページ→(いざ登山開始!DAY1)

ー目次ー

キリマンジャロ登山の基点の街「モシ」へのアクセス

オススメ現地ツアー会社

登山ルート選びと高山病対策

気をつけてほしいこと(ツアー会社選び、チップ代、持ち物など)

いざ登山開始!〜6日間の体験記〜
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目と登り終えた感想

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