サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10日

【巡礼日記 by ロミロミ】
巡礼33日目
@ベガ・デ・バルカルセ

2014/06/16 ロミロミ
巡礼33日目

Vega de valcarce(ベガ・デ・バルカルセ)

ここ数日は韓国人BDさんと一緒に歩くことが多い。
BDさんは私の親くらいの年齢。
でもすごくアクティブでいろんな国の人に話しかけている(特に女の子w)

サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10日

サンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り10日

英語もよく話せるし、少し日本語の単語も知っているし、本当にすごいなぁ。
英語でもたまにわからない単語が出てくると、歩いている途中で突然止まってはステッキで地面に
漢字を書いてくれたりして「あー!そういう意味か!」って理解してる。
おかげで目標の村までなかなか辿り着かなかったりして。
BDさんはきっと色んなことに興味があるんだと思う。

道で初め見かけた頃は少し話かけてもなんとなく笑顔も少ないし、
「韓国語では敬語が大切でね・・」なんて言い出すから、固いオヤジだとなぁ~思って、
ゆきーたにも「私は韓国人の友達が欲しいと思うけど、あの人とは仲良くなれそうもないね。怖そう」
なんて話してた。
でも今は固い人ってイメージは拭われて、物知りだし話してても楽しい。
一緒に歩いていても疲れることもなく居心地もいい。

アルベルゲやバルでもみんなで一緒に食事をすることが多くなった。
お隣の国だから、好みや考え方もやっぱり似ているところが沢山ある。
特に食事に関しては他のどの国の人よりも共感し合える。
一緒にスーパーのラーメンの袋を見つけては喜んで、一緒に食べてた。
それでも昨今の日韓の問題もあるから、そんな話題にもなるけど・・。
触れてもいいのかわからない話にまで発展することもある。
そういえばオスピタレロの岡本さんが「この道に来て歩き出すと、みんな裸になって話すんですよ。」
って言ってたっけ。

私達は今、本当に必要な物だけを背負って、裸になって話しているんだと思う。
だからそれなりに衝突することもあるんだけどね。
日本で過ごしてたら、コントロールできるようなことなのかもしれないけど、
みんな自分というものを出して、本音で話すことも多い。

今日ふと、サエコさんが「あと10日でサンチャゴに着くね。」と言った。
あと10日しかないのか、正直私はそう思った。
暑い中、寒い中歩くのも、水シャワーになったりすることも辛いけど、この道があと10日と思うと
さみしくて、まだ終わって欲しくはない。

アストルガ大聖堂の前を通って街を離れる

【巡礼日記 by ロミロミ】
巡礼29日目
@ラバナル・デル・カミーノ

2014/06/12  ロミロミ

巡礼29日目

Rabanal del camino (ラバナル・デル・カミーノ)

今日の出発は八時半を過ぎてしまった。朝の準備やら手間取ってしまって。
(実際には携帯電話をアルベルゲに置き忘れたと思って、しばらく歩いたところでまたアルベルゲに戻ったわけ)

アストルガ大聖堂の前を通って街を離れる

アストルガ大聖堂の前を通って街を離れる

そんなことをしていたら、日本人の青年巡礼者に会った。
彼はスペイン語が話せないようだけど、マドリード出身のスペイン人二人と行動している。
ほとんど会話はジェスチャーの様子。
しかも昨夜はアルベルゲが満室でどこにも入ることができず、隣の公園でスペイン人と一緒に野宿をしたらしい。
おかげで風邪をひいたみたい。
勇気があるなぁーと思う。
それでも彼は少しずつスペイン語も覚えているようだ。

私は今日は韓国人のBDさん64歳と一緒に道を歩いた。
韓国人の名前は難しいから通称。
Big Daddyってことらしいけど、ビョンドゥーさん。

お隣の国だけど私は韓国語はまったくわからないし、会話は英語で。
アジア人同士で英語ってのもなんか違和感があり、しかも見た目は似たようなもんだから、
道ですれ違う人々からは、なんで英語で会話をしているの?という目でみられる。

だけど韓国人の意識レベルの高さには感心している。
この道で会った韓国人は英語は出来るし、日本語の単語も知っている人がほとんど。
たまたまなのかもしれないけど、確実に日本人よりも意識が高い感じ。

私は韓国に行ったことがないと言えども、隣の国のことを知らなすぎだ。
これからは少しずつでもハングルも知りたいなー。

そして、なんと今日はワールドカップのオープニング試合の日だ。
ブラジル対クロアチア。しかしカミーノはそんなことも関係ない。
特に公営アルベルゲではテレビなどがない。
サッカー大国スペインを感じる雰囲気など全くナシで、きっとよっぽど日本の方が盛り上がってる。
アルベルゲは通常は夜10時には閉門、消灯となる。
今夜は深夜からの試合だからとても観れそうにない・・・。

だけど、道の途中で知り合ったドイツ人Davidがバルに繰り出して観に行こう!と提案してきた。
そうだそうだ!ヨーロッパ人なんだから観たいに決まってる!

まずはテレビのあるバルを探して、そして宿のオスピタレロにお願いして門の鍵を手にした。
それから、Davidと韓国人トニーと、バルで飲んで試合観戦!
これぞスペインじゃないか!いや、でもここはカミーノ。イメージするスペインとは違うんだな。
次の日の朝を気にしつつも、カミーノで初めての夜更かしをした。

試合が終わってアルベルゲへ戻るとき、空を見上げると明るく輝く大きな綺麗な月。
小さな村だから、それが明かりのようなものだった。
そうか、ずっと夜に外に出てなかったんだな・・。

居心地の悪かったアルベルゲを出てオンタナスへ進む