ラジオ放送
音声

【恋スパラジオ022回】
それぞれの巡礼、
帰国後の再会

~巡礼を終えて日本から~

・一度は離れたけど、日本で再会。カメさん再登場!
・自分と向き合い、一人で歩く事が目標であったが、実際は多くの人と関わりながら歩いていた
・カメさんの巡礼当初の目標は達成されたのか
・フィステーラまでの道で出会ったイタリア人、カナダ人の話
・途中でカミーノに飽きてきたこともあった。
・カミーノの後もスペイン旅行を楽しんでいました
・ポルトガルのポルト、スペインのサンセバスチャンなど
・カミーノ後にもビックリな再会
・カメさんのロマンス話と今回の旅の一番の後悔
・カミーノで得た宝
・また次にカミーノを歩いてみようと思うか

ポルトの街で見つけた矢印

【巡礼日記 by ロミロミ】
巡礼55日目
@ポルト

2014/07/07 ロミロミ
Porto(ポルトガル、ポルト)

巡礼の旅を終えて、今はポルトガルに移動した。
7月5日、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街にさようならを言って、
そこからゆきーたとも離れ離れ。それぞれの道を進んだ。
久しぶりに電車に乗ったなぁー。

ポルトの街で見つけた矢印

ポルトの街で見つけた矢印

ポルトというポルトガル第二の都市に来て、一人、カミーノを振り返る。
というか、勝手に思い出してしまう。
私はカミーノを外れ、今は巡礼者とは言わないかもしれない。
誰もブエン・カミーノ!と声をかけてはこない。
(それでもここはカミーノのポルトガル人の道という巡礼路の通過地点の街でもある。)

ホステルに泊まっているけど、今までのように門限もないし、
21時に部屋に入ったら電気が消えていたということもない。
ホステルの宿泊者は0時を過ぎても起きているし、朝だってゆっくり。
シャワーのお湯もそれなりに出る。
やっとワールドカップもテレビでゆっくり見れる。
ポルトの街は都会らしく、外で学生たちが騒いでいる。
いかにも楽しい世界。

でもなんだかボロボロの服を着た巡礼者達が懐かしくって、この日記を開いてみた。
一緒に歩いた人たちは今頃どうしているんだろうな、なんて考えている。
日記を始めから読み返した。
始めの方、なんだか青くさいなぁ~!
それがどんどん濃くなってきて、そして私達がどんどん疲れていっているのがわかる。
そうそうゆきーたは本当にいつ離れて行ってしまうんだろうと思っていたんだよね。
そのうちには私一人で収録もしなきゃいけないんじゃないかと覚悟していたんだもん。

私は5月24日、VENTOSAのアルベルゲで出会ったオスピタレラのお蔭で皆と歩いていく事を決意していた。
だからブルゴス辺りでの最高潮の疲労感やストレスの後も何とか軌道修正をした。

だけど神サエコはサンチャゴで言ってた。
「まさか本当に最後まで一緒に来てもらえると思わなかったよ。」
時々サエコさんのサンチャゴで抱き合った時の顔を思い出す。
マサナオさんの男泣きを思い出す。
BDさんがいつも記録にと、私達を撮っていたビデオを撮る姿を思い出す。
みんなの歩き姿を思い出す。

今は電車に乗ったっていいし、毎日重いバックパックを背負わなくったっていい。
今までは全てをシャンプーだけで洗っていたけど、今日はリンスも買っちゃった。

だけど、カミーノが恋しくて日記を書いた。
バックパックにつけたホタテ買も、ボロボロの靴も、しゃれっ気のない服も巡礼者の証。

あの時間は恋しいけど、もう二度と同じ出来事は起こらない。
例え今後同じメンバーに会えたとしても、あの時間に同じように戻ることはできないし、再現することはできない。

だから私はカミーノのこと、しっかり自分の中に閉まっておく。
新しい時間を、これからの時間を、道を大切にまた進んで行きたいと思う。
そして、これで私達の巡礼日記は終わりとしよう。